俺のシリーズですウインク

 

85位

YES

「Close to the Edge」

邦題:危機

1.Close To The Edge

2.And You And I

3.Siberian Khatru

1972年発売のYESのオリジナル5枚目のアルバムです。

このアルバムでYESは、成功と名誉と財務を得る事になった貴重な作品であるが、大きなストレスと代償はあったとされてる、まだLPの時代なので、1曲18分を超える大作のタイトル曲でもある"Close to the Edge"が片面のみで、他2曲の計3曲しかないアルバムが完成したんだけど、前作までのLPも俺は全部聞いてて、当時は、レコードを聴く作業は当たり前に、静かにじっとステレオの前で聞くものだから、さすがに、18分をじっと聞いてみようとはなれず、初めの頃は、ダルくてそんなに好きではありませんでした・・・、でも、プログレバンドは、クラシック的な要素を取り入れる事が殆どでしたので、このアルバムは特に、その影響を前面に出した大作でもあるので、仕方ないんだが当時の俺には無理で、名盤とは到底思えないアルバムでしたね~

でも、CDになって改めて聞いてみたら、少しレコードの方がYESっぽいって印象もありつつ、楽曲の精度やアレンジに聞き入るようになり、初めて聞いた時から15年後くらいに、凄く好きになったアルバムです。

作曲は、気の遠くなるような作業の繰り返しだった事は、バンドをやってて分かるし、かなりのストレスや疲労の中で行われたのでしょうね~、きっと完成とされる曲も未完成のままなのだと感じます・・・まだ改良できるのでは?なんて、アイディアがあふれ出るのを止めれないもので、日々変わり続けるなんて作業を繰り返して、出来た曲に感じます。

前作の"Fragile"では、短い曲が多くて3分台以内の曲が9曲中6曲もあって、1分以内、1分台の曲も3曲だった程で、3曲は逆に7分8分11分と大作なんですけどね~、

今回は、全て大作・・・今回はそのやりたい事の濃縮というか、クラシックでいう、交響曲みたいな事をやりたかったのでしょう。その影響か分からないが、ドラムのビル・ブルーフォードが脱退してしまった・・・その後、YESは20人くらいのメンバーチェンジをしますけど、音楽に関して貪欲で、クラシックがやりたかったが出来なかった劣等感や個々のテクニカルな探求心が、エグイメンバーの集合体は、難しいですよね~、プログレバンドの中でも、YESは特出したいい意味で異常なバンドだった気がします、でもスティーブ・ハウの感性があって成り立った楽曲が多いですね~、一歩間違うと、成り立たない曲になるし、受け入れられない楽曲に仕上がる恐れがある、ただのマスターベーションにすぎない曲にね・・・

それとジョン・アンダーソンが組んでYESなんだと感じます、この「危機」の成功で、次のアルバム「Tales From Topographic Oceans」は、各曲が20分以上になってしまう異常な世界観になりますね~俺はギブでした~後に聞きましたが・・・

俺にとっては危機が、YESの最高傑作に感じます。プログレはファンからしたら、それほどのめり込んでないので、詳しくは分からないが、当時はキング・クリムゾンなどの方が好きでしたしね~、スティーブ・ハウが後にASIAを組みますが、ASIAは凄く大好きな感じですね~YES感が漂うROCKって、めちゃくちゃカッコイイ!

 

他、アルバムデザインの、ロジャー・ディーンですが、その後のASIAもそうですが、Uriah Heepなどのアルバムも手掛けてて大好きなデザイナーでした、一度デザイナー学院在学中の作品で真似て、描いたりしましたしね~元々、アルバムデザインをやりたかったので、グラフィックの勉強で学校行ったのでね~

余談でした~

時間の許す人は、聴いたことなければ、聴いて下さい。ギター、キーボード、ベース、ドラムに至るまで、各パートが曲の役割的なアレンジに驚かされます、俺なら2日で無理・・・って根を上げるでしょう~

凄い名盤です。 でも85位ですが・・・

YESは、業界では知らないとモグリですが、一般には知られてませんね~

この曲はCMで起用されたので知ってる人が多いのではと思います。↓↓↓