今回は、邪気の話。
「風」「寒」「湿」の邪気によって起こると考えられている腰痛。
これからの季節、特に梅雨の時期に関係があると思われますので、腰痛を回避するのに少しはお役に立てるかと思います。(*⌒∇⌒*)
まずは、「風」邪。
以前、「筋肉の話 導入編」でも書きましたが、「風」邪が、『風門』などから身体の中に侵入してくると、風が吹くように身体のあちこちを移動しながら身体を冷やしていきます。
なので、あちこち痛みが移動し、風の動きが速いように症状も急性的に悪化します。
身体の中に侵入するだけでなく、まさに風に吹かれたり、冷房の風で肩や腰を冷やされて痛くなったり、カゼをひいたりします。こういった症状も「風」邪によって引き起こされた症状の1つであると考えられています。
次に、「寒」邪。
「寒」邪が身体の中に侵入してくると、寒気つまり身体の冷えが起こります。これもまた肩や腰が冷えて痛くなったり、お腹が冷えて痛くなったり下痢をしたりという症状をもたらします。
冬の寒さや雨に濡れたり、汗をかいたあとそのままにして冷えたときなどで体温を奪われるなどです。
また「収縮」という作用もあります。
色々なところが収縮されます。
例えば、筋が収縮、つまり筋がひきつれてこむら返りが起こったり、血管が収縮して頭痛が起こったり、血液循環が悪くなり冷えたりします。
最後に、「湿」邪。
湿気の多い時期に多いので、梅雨や秋の長雨の時期に「湿」邪が身体に侵入して色々な症状を引き起こすと考えられています。
湿気も、重く停滞する感じがあるかと思いますが、それと同じく「湿」邪の及ぼす痛みは重だるい痛みが出ます。頭や身体が重だるく感じられたりします。
「湿」邪は、停滞する性質を持っていますので、「湿」邪によって引き起こされた病は治りにくく再発を繰り返すと考えられています。
雨や汗などで濡れた服(湿った服)をそのままにしていると、身体が冷えて肩や腰などを痛めたり、カゼをひいたりしたときは長引くと考えられています。
重く停滞することや「湿」は水に似ているとされているので、「湿」邪によって水が下に溜まる⇒下肢にむくみが出やすいということも言われています。
そして、これら3つの邪気に一度に襲われるとより激しい症状が表れるとされています。身体の下のほうから体内に侵入してくるとされ、激しい痛みやシビレなどが引き起こされるといわれています。
3つの邪気に襲われた腰痛は、激しい痛みと共に下肢にシビレも出るとされていますので、要注意です。
簡単にざっくりと説明しましたが、梅雨、夏の冷房対策のひとつに役に立てればと思います。腰痛だけでなく肩こり、カゼなどにもご注意を
ここで一度、腰痛編は終わりにして、次は肩こりの話にしようかと考えています。
