オークションで有名なサザビーズジャパンの元社長による本です。

僕はアートも詳しくないし、お金もないしオークションに参加したこともないのですが、オークションでのアート作品をめぐる駆け引きには少し興味がありました。

ムンクの「叫び」が96億円で落札されたときの会場の様子が、生き生きと描写されていてワクワクしました。

ちなみに96億円って入力しようとしたら、何回も96円ってなってしまい、自分には縁のない数字は指も入力を拒否するもんだと苦笑いしてます。

 

美容外科というお仕事していることもあり、人が美しいとか、驚くとか、観たいものってどんなものだろう?という興味があって、僕は美術館に行くわけなのですが(知人にそういうと、真面目な人ですか?って突っ込まれますが、僕って真面目そうな人に見えてるよね?そこがかなり心配)、美術館にいくたび違う感動を体験できます。

 

アートって、人の心をとらえる物の形や色、空間、本能的なものにも関係ありそうです。

単純に良いものだからというわけでなく、投機として産業として値段が過大に付けられることもあるでしょうから複雑な世界ですね。

 

生きていくのに必要でないものほど、高い値段がつくものですが、アートはその最たるもの、なくても生きていけます。

でも、有名な絵の美術館展にはj人が殺到するものです。

人間の不思議なところですね。

 

なかなか面白い一冊でした。