保湿剤として広く使われているヒルドイドは、ほとんど副作用がないという。

 

市販化粧品を色々試したけれどすべてかぶれてしまったという人や、

高級基礎化粧品を使っていた人が

「ヒルドイドを使ったら、もうこれ以外使えないわ!」

と絶賛するのをしばしば聞く。

 

 

ヒルドイドの副作用ってあるんだろうか?

 

 

実はこの薬は血栓を防ぎ、血流を促す働きもあるため、血が固まりにくい病気(血友病、血小板減少症、紫斑病等)や、薬などによって出血傾向のある患者さんには使用禁止となっている。

 

しかし現場ではそのような理由で中止されることはほとんどなく、高齢者で血管がもろく、内出血がひどい方にも保湿のためにばんばん処方されている。

他科の先生が知らずにだすのではなく、皮膚科の先生もばんばんだす。

最初は怖くて先生たちに問い合わせたが、

「大丈夫大丈夫。」

と、どの先生も軽い(^▽^;)。

使用経験から出血にはほとんど影響はない、と認識しているようだ。

 

一方で、思ったより多いのが(と言っても1年に2、3人だが)

アトピーなど敏感肌の患者さんの

「ヒルドイドソフトはしみちゃって痛い」

という訴えだった。

皮膚科の門前で働くまでヒルドイド万能、と思っていた私には意外だったが、

今日添付文書の改正のお知らせがきていて、副作用のところに

「皮膚刺激感」(頻度不明)というのが追加されていた。

やっぱり何人かいるんだなあ。

 

その他に、添付文書に書かれている副作用の中で、私が聞いたことのあるのは、顔に塗っている患者さんで、

「顔がなんとなく赤くなった気がする」

という訴えだ。これは血流がよくなったせいだと思う。