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deriviolaのブログ

映画の感想など書いていきます。

専門家ではないので、単なる自分の感想文です。w

ネタバレ注意!



「試写会の感想w(ネタバレはできるかぎりしてません)」
「これはジブリの映画だ」って考えると、ジブリらしさの解釈だったり、色々考えるところはあるかもしれません。でも、映像作品としてはものすごく素晴らしい作品だと感じました


もちろん自分がこの時代の文学作品を好きだっていうのも、気にいった理由の一つだと思いますが、命、夢、そういった重くなりがちなテーマに対し、希望、未来を垣間見させながらシンプルに素直に表現しているのはさすがと思いました。

ただ、文学に慣れていない人だと、見ても頭に?かもしれません。
この作品をみるには、歴史、時代、文学の知識が多少なりとも必要なのかもしれないと感じました。
昔の文学は、素直な心と心のぶつかり合い、そして自分の内部での葛藤を通し、登場人物がしっかりと自分の人生を生きていた。そのことがかみ砕いて表現されている。もしかしたら、これは監督が堀辰雄の作品を読んだ際に感じたことを表現した感想文のようなものかもしれません。

ただ、一つ。挫折、という宮崎さんが事前におっしゃっていたテーマの部分は少し弱い気もしました。夢に向かって行く途中にある失敗。失敗を繰り返す中で、いいものが出来上がっていく。この流れは描かれていたものの、見ている人々に挫折というキーワードを感じさせるにはあまりにも主人公が一直線に生き生きとしすぎていたかもしれません。時代の流れも早く、挫折の場面を味わう間もなく次の時へと移行していくのも、「挫折の表現」が弱いと感じた原因かもしれません。


この映画を見て、面白いと感じる人もいるでしょうし、深いと感じる人もいるでしょう。逆に意味が分からないと感じる人もいるでしょうし、浅いと感じる人もいるかもしれません。ですが、こういうテーマに対して今の自分はそういう感じを受けるんだということを知ることこそが、この映画の意味ではないか、そう感じました。
レビューをみると、試写会の途中で帰った人も少なからずいたようです。子供には難しいと思います。またトトロ、ラピュタのような作品とは色が違います。でも、ジブリ作品は、全編を進めておきながら、最後のクレジットの背景にメッセージ性が強い。そこまでしっかり見てみてください。

「生きる」とはどういうことなのか。

「生きる」と「生きねば」。言葉を使い分けていますが、これは何か。


考えながら見る人にとっては深い映画かもしれません。ぜひ見てみてください。w