紫陽花の頃

患者さんからいただいた手作りジャム

おうちのお庭で取れたブラックベリーなんですって

今年は豊作だったんですって

すご～い

甘くて、とってもおいしかったです～、

ごちそうさまでした

"お庭" と言えば、

わが家のお庭の も、

スクスクと成長しています

がんばれ～

そして、今、見頃なのは紫陽花ですね、

わが家のお庭でもキレイに咲いています

でも、こちら、

歩いてて見かけた、とてもキレイな紫陽花、

わが家のお庭のショボショボとは違うね～、

なんて見事なんでしょう～

先日、定期検診で、

母を連れていった病院の待合室にも、

紫陽花がキレイに飾られていました

ね、キレイね～、紫陽花

「そうだね」

・・・相変わらず、お花には興味なし、ですな

と、思いながら、

診察を終えて、

エントランスのお花の前でも立ち止まり、

ね、これもキレイね～

言うと、

「ホントだすごいね、これ

キレイだね～」

珍しく、お花に見とれてました

・・・う～ん、

このお花は、あんまり、季節は関係ないかな？

でも、母、

こういうのは好きなんだね

あ、そうだった

母は、ビビットカラーが好きだった

そういうのって、変わらないんだね

帰りの介護タクシーの中で、

この後、娘は、仕事に行くのだと、

前回と同じ会話になると、

「かわいそうにね」

前回と同じことを言われた。

やはり、母の中では、

仕事に行く娘は "かわいそう" なんだねぇ

その感覚も、きっと、変わらないんだろうね。

母、娘のことは、ちゃんと分かります。

娘の家族のことも、ちゃんと覚えています。

娘の私に会うたび、毎回、

娘の夫の、孫たちの、それぞれの名前を言い、

みんな、元気？と聞きます。

でも、毎回毎回、

娘に、同じ質問をし、

娘は、同じ返答をする、

そういうこともあります。

そんな時、娘は思います。

毎回毎回、会うたびに、

娘の顔を見るたびにそのことを思い出し、

次までに、また、それを忘れ、

きっと、毎日毎日、

ほどよく思い出し、

ほどよく忘れてるんでしょうね。

何事も、

すべて覚えていることが幸せだとは思わない、

ほどよく忘れられるから、

きっと、

特に変化も求めず、

毎日毎日を生きられるんだろうね。

母、あなたは、

本当に幸せだと、娘は思います。

またね。