なんだ、あれ



















そんな息子の話に対して、
親として、社会人の先輩として、
母は、意見を述べたり、アドバイスしたり、
息子は、それを素直に聞くこともあれば、
当然、聞かないこともある。
最近、
同期2人が、会社を辞めたいと言っている、
そんな話をするようになった。
仲のいい2人だから、息子も心配だし、
それぞれと食事に行ったり、話を聞いたりしていた。
え、同期の2人が?
母としても、息子と同い年だという、その2人が心配だった。
そのうちの1人が、ここ数日間、出社していないんだと。
息子は、その同期の上司から知らされたらしい。
家に帰ってからも、息子は、
その同期にラインしたり、直接電話で話したり、
何度もしていたらしい。
会社の上司も、何度も、
彼に連絡したり、家も訪れていたらしい。
それでも、出社してこない同期、
息子は、直接、家を訪ねた。
1人暮らしの彼は、
数日間、一歩も外に出ないという生活をしていたようだった。
一日1回、デリバリーを頼み、
食事はその1回だけ、
洗濯物も溜まっていた。
それでも、親には、今の状況を知られたくないと、
何の連絡もしていなかったようだ。
何があったのか、仕事に来ない原因は何かあるのか、
息子は、同期と話した。
が、彼が言うには、
とくに理由はない、何があったわけでもない、
突然、どうしても行きたくなくなった、のだと。
とりあえず、息子は、
無理やり、彼を外に連れ出し、
一緒に食事をし、
コインランドリーに行き、溜まっていた洗濯物をかたづけた。
そして、とにかく、今からでも、
一度、会社に行って、話をしてくるようにと伝えた。
それまでの流れを一緒に聞いていた父は、
「うつ」というものは、そんなふうに、気づかないうちになったりするからな・・・
そう言っていた。
やっぱり、そうなのかもね、
「病気」なのかもね・・・
私たち家族は、そんなふうな会話をしていた。
息子が、同期宅を訪れ、話をした日、
どうやら、彼は、会社に行ったらしい。
そして、その翌日、出社したらしい。
よかったね~、
それを聞き、母もうれしかった。
でも、何だったろうね~?
何が原因だったんだろうね~?
息子と話していると、
「・・・あ、そうだ、
アイツら2人とも、あそこに行ってたんだわ」
息子の話では、
彼ら同期2人は、よく、心霊スポットなる場所へ出かけていたらしい。
その場所を、彼らは、「実家」と表現するほど、
頻繁に行っていたようだ。
息子も、その都度、誘われていたが、
その誘いに乗ったことはないらしい。
そういう場所へ、興味本位で行ってはいけないと、
母は、以前から、何度も、息子に言っている。
そういうもの、そういう存在を、
信じるとか信じないとかではなく、
「負(-)」のエネルギーを甘くみてはいけない。
たとえば、
自分は元気だけど、誰かのお見舞いに病院を訪れた時、
なんだか、異常に疲れを感じたりしませんか?
そんな話題になった時、
「うん、わかる、わかる!」と答える人は多い。
そういうのって、特別なことじゃないってこと。
今回の、息子の同期の話が、そういうことに関係してるかどうか?
それは、誰にも分かりません。
君子危うきに近寄らず
君子(教養があり徳もある人)は、
わざわざ危険なところには近づかない、行動を慎むものだ、
という諺がありますね。
「おれ、くんしじゃねーし
」
これこれ、そういうことを言わない![]()
まあ、たしかに、
虎穴に入らずんば虎子を得ず
という諺もあるから、
危険を避けてばかりだと、成功を手に入れることも難しいけど。
それでも、今の、この世の中、
「危険」は、文字通り、命取りにも繋がりかねない。
君子にならずとも、
君子になれるくらいの判断力は必要だと思う。

