初めて会った時、その額がまぶしかった。
どうしてこんな小娘が、この場所に立っているのかと、問い詰めようとした、その矢先、そのまぶしさにクラクラした。
それからずいぶん年月が経った。
たくさんの友だちが去って行く、その後ろ姿を、ずっとずっと見送って行った。
どんなに辛かったのだろう。その立場は。その日々は。
自分が努力することは、誰でもできる。
でも自分以外の人に、それも年上の人に努力を強いることがどれだけ辛かったことか。
それでも君は歯を食いしばってその場に立ち続けた。
そして今日。
じゅり坊。
おめでとう。本当に本当におめでとう。
僕の敬愛する松村センパイはちょっと惜しかったけど、君がそこに立てたことで、僕は十分嬉しかったよ。
うん。
世界はまた一つ前に進んだ気がするよ。
じゅり坊。