ただいま恋愛中2 | Commentarii de AKB Ameba版

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Tag:恋愛

 A4の公演タイトルにして公演の1曲目。

 ここんところずっとA4の映像をDVDで見てたんだけど、その度によくできたセットリストだよなあ、と思うことしばしば。名曲佳曲が多い、ってのもあるんだけど、セトリ全体を「ただいま恋愛中」というテーマが貫いている感じがするのもその理由の一つでしょう。

 アイドルなんだから色恋沙汰の歌が多いのは当たり前だって言っちゃえばそれまでなんだけど。でも通して見ると、恋愛という人類普遍のテーマにいろんな方向から光を当てたスケッチ集みたいな印象を強く受けます。
 曲間に寸劇をはさめば、たちまちちょっとしたミュージカルに仕立て上がっちゃう、みたいな。たとえばサブタイトルを添えるなら「ただいま恋愛中 もしくは愚かにして切ない恋愛の諸相」とでも。ね。パルコ劇場辺りでかかってても不思議はない感じ。
 
 で、タイトル曲。
 前にセットリスト歌仙説ってのも唱えたことがあるんだけど、発句としては申し分なしの「めでたい挨拶」。

 シンバルのカウントに続いて照明がつくと舞台いっぱいに広がったメンバー(センター峯岸だよね?)が振り返り、ノリのいいCall & response。
 You say ってくらいなんだから、当然客席はきばって「愛してる!」って叫ばなきゃお嬢さん方に失礼ってもんでショ。

 作曲は井上"よすす"ヨシマサアニキ。A4ってよすすアニキの曲がぐっと増えるんだよね。A3やK3でいろんなコンポーザーが鎬を削ってたところが、A4でアニキがぐっと頭角を現したって感じなんでしょう。

 A4全体で「恋愛の諸相」って書いたけど、この曲の中だけでも恋愛のいろんな局面が現れててて、やすす先生の引き出しを、フラゲしてちょこっと覗いたカンジ。
 まさに「ただいま恋愛中」。

  太陽の下/大きな声で
  言葉にしよう/今のこの気持ち

 はい、「大声ダイヤモンド」ですね。

  愛しあえる確率/天文学的だね

 これは「隕石の確率」ですか? 「天文学的」なのはものすごくでかい数だけど、「天文学的確率」はものすごく小さくなるのね。

  恋はいつでも/綱引きになる
  どちらが強い?

 あまり強さが偏っちゃうと、「涙のシーソーゲーム」になっちゃうんですよね?

  淋しさはきりがないものね

  きりがない寂しさに耐えられないのは「フリしてマネして」。

  一年中/私は手がかかる

 そんな彼女はきっと「ツンデレ」。
 
 ああ、しんど。
 恋愛って大変だわねえ。

 ステージに目を転じると、水玉の衣装がとてもキュート。
  A3でも書いたけど、この頃の小嶋って、バクハツ的に、ボウリョク的に、ハカイ的にかわいくねえ?  そう思うの俺だけ? 
 もちろん今だってベッピンさんだし、公演で会った時(えっへん。A6行ったんだもんねえ。これであと5年はご飯が食べられます)も見とれちゃったんだけどさ、この頃のかわいらしさって、何か神がかってるように思えます。

 もっとも「ただいま恋愛中」の小嶋の衣装は、ハイウエストで、「カッコイイ」と「ダサイ」の、ぎりぎり「ダサイ」の方に一歩踏み込んじゃってるんだけどね。それでもかわいい。

 ところで衣装と言えば、水玉は共通なんだけど色違いカット違いアクセ違いと、メンバーごとに全く同じコスのメンバーはいない。エナメルベルトのあるメンバーとないメンバーがいるんだけど、ベルトありのそのベルトだって最低2種類はあるんだぜ。近くで見たらもっと種類あるかもだもの。

 「制服が邪魔をする」のところでも書いたけど、「似てるけどお揃いじゃないユニフォーム」ってのはホントAKBにおける強固な意志なんですね。金も手間もかかるだろうに。

 ただでさえ「十把一絡げ」「ひと山幾ら」と揶揄されがちな大人数「束アイドル」のAKB。

 それでも束の中でも目立つ子「推され」の子はまだいいです。
 「推され」がいれば、後列で端が定位置の「干され」のメンバー出て来るのは世の常。年端も行かない女の子たちには厳しい現実です。
 そんなAKBで、衣装が頑なに「似てるけどお揃いじゃない」のは、当時の衣装デザイナー(しのぶ嬢だよね)の、メンバーひとりひとり、なかんずく「干され」の子への強い愛情の現れなんじゃないかしらん。
 「この子たちの中に『その他大勢』は一人もいない」。
 
 ちょっとふっくらしすぎの妖精さんが縫う衣装からは、そんな声が聞こえて来るようでもあります。うわ、こんなこと書いてたらウルウルしちゃうからやめよ。