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いやあ、長かった。
K3の最初の曲、「友よ」について書いたのが、2011年12月12日。K3最後のスペシャルプログラム、「ありがとう」を書いたのが2012年8月27日。この間200と59日。
書き始めがK3の初日と同じ頃(12月半ば)だったのに、今はもう9月。2007年ならH1半ばだよん。
ちなみにTeam 4の「僕の太陽」公演、去年の10月からだからもうすでに10ヶ月以上やってるでしょ。もうすでにオリジナルH1の倍やってるんだよね。昔のセトリって短命だったんだねえ。
K3、振り返ってみるとすごいセトリだったねえ。これだけでご飯3杯喰えそうな曲のオンパレードでした。電波に乗せられない曲もあるし。
メトロポリス@尊師が最も難しいセトリと認定しているだけのことはありました。
さて、セカイは激しく動いております。
まこの場合の「セカイ」ってのは「AKB界隈」って意味でしかないんですけどねなんてこと言ってると「戦場に行け!」って叱られちゃうぞ大丈夫だよ俺ら戦場に行っても何の役にも立たないから。
三度目のチーム解体やらあっちゃん脱退やらでお腹いっぱいになったはずなのに、Show fightのトムだの松村先輩昇格見送りだのわんちゃんのやらかしだのジョーの「卒業」だのいろいろありすぎ。
だがしかしにも関わらずstill & allだからこそ、むかーし昔のセカイ探訪を続けたいと思います。ぐだぐだ、ぐだぐだと。
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さて、この雑文、だいたい時系列に沿って書いているので、K3の次はA4「ただいま恋愛中」なんだけど、その前にいろいろ片付けておかなきゃイケナイことがあるんですね。
そのひとつが「ICE」。
アニメですよアニメ。
AKBとアニメと言えば、2012年4月から始まってつい先頃第1期が終了した「AKB0048」を思い出すよね。でも遡ること5年、2007年に発表されたこの「ICE」を忘れちゃいけない。
みんな大好きWikipediaに従えば、
というシロモノ。2007年にバンダイビジュアルよりリリースされたOVA。全3巻。また2008年11月29日には池袋テアトルダイヤで再編集完全版『ICE〈劇場版〉』が限定レイトショー公開された。
(中略)
『シックス・エンジェルズ』に続いて秋元康と小林誠がタッグを組んだ作品であり、
(中略)
秋元が企画という事で、当時はまだブレイク前だったAKB48のメンバーが多数キャスティングされている。
Wikipedia 「ICE(アニメ)」
きっともひとつ売れないAKBをなんとかしようと、秋元先生が
主要キャストに小野、大島(優)、河西、佐藤(N)、今井のTeam Kメン
アフレコが開始されたのが、2007年1月14日だったというから、K3がはじまったばっかりの頃でした。第1巻の発売は5月25日だったのでやはりK3真っ最中。2巻3巻はそれぞれ7月27日、9月25日だったので、もうH1が始まってました。ということは、キャストの一人今井優はもう卒業した後。今井のファンだった人は2巻3巻を見て感涙にむせんだのではないかしら。
もちろん全部見ましたよ。中古DVD買って。特典フィギュアも来ちゃいましたよ。
お話しはねえ、SF。
何かのせいで男が生まれ無くなっちゃったんだって設定。人類はゆっくり滅亡に向かってる。
舞台は新宿。時は2012年(今年じゃん!)。生き残ったのは2万人の女だけ。ちょっと立川流っぽい変な教団とプロイセン風の変な軍団が睨みあってるの。
2007年のOVAで、こんな近未来の割にリアリティの無い設定ってことは、パラレルワールドだなこりゃ。
出来はねえ、「美しい断片を幾つ繋いでも豊かな物語にはならない」という箴言(僕が今作ったんだけどね)の典型。テーマも世界観も見るべき物はあったのに、うまく料理できなくて生煮えになっちゃったんだね。あと百合とグロとエロが中途半端に侵食しててビミョー。
第2巻発売日直前にはシアターで特別上映会が行われ、今井を除く出演者が登場したそうです。正直お客は「(ぽかーん)」という感じだったんじゃないでしょうか。3巻通しで見て、わかんないところ何度か見直して、やっとプロットらしきモノが見えてくるというスクリプトだから。
で、肝心のメンバーはどうだったかと言うと。
と残念な感じ。2007年度のアニメランキング全189作品中第181位。ちなみに1位はグレンラガン。決定的な減点要素になったのは当時ブレイク前のAKB48枠声優起用です。(中略) 特にユキ役の子が棒読みで酷かった。
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本業以外の声優が見事なまでの棒読みのせいで集中しづらい
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アイドルを多数起用。しかし起用するのはいいけどあれだけ未熟な人間がいると作品が破壊される。作品データベース ICE
実際のところ、小気味いいくらいの棒読みなんですね。ぐうの音も出ないほど棒読み。ぐう棒アンドぐう棒。特に小野と佐藤(N)。しかも準主役級のぴょんは棒読みの上に鼻づまり。
でもねえ、これはこういうもの、「セリフを棒読みにするのが正しい表現であるジャンルの芸能」なんだ、と頭のスイッチを切り替えると、あら不思議。何の抵抗もなく見ることが出来るんざんすのよ奥様。
こうなるとむしろ多少「芝居」になっている大島(優)と今井の方が引っかかってくるし、フツウに演技をしている本職の声優さんの方が暑っ苦しく感じるようになっちゃうから贔屓の引き倒しってのはオソロシイ。
そんな風な目で見続けているうちと、ラスト近くとんでもなく緊迫したシーンでのNさんのぶっきら棒なセリフ回しが、なんかとても抑制された奥深い表現のように聞こえてきますた。うむ。
まあね、こういう経験も必要だったんですよ、AKB。その上で「0048」の成功があったわけで(え、成功してない?)。
さてこのアニメ、主題歌も出演メンバー5人からなるユニット「ICE from AKB48」が歌った。
それが「アイサレルトイウコト」。つい先頃Not yetがカバーするまでは聴くことが困難なマボロシの曲だった。だってCD出てないんだもの。
「もう既に知っている未来」という、ちょっとだけフッサールの香りのする美しい曲について語るつもりだったのに、尋常のことながら余談のみで紙幅が尽きましてございます。掌(てのひら)は/未来にも似ている
いつの日か/つかむもの 知っているから