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Tags:N1、「『僕』の歌」
「ライダー」の記事を書いたのはたった半年(略。
A1「PARTYがはじまるよ」から時系列に沿って曲を見聞きし、感じたこと考えたことを書く、というのがこのブログのそもそもの趣旨だったのに、どういうわけか先走りしてA3の「ライダー」について書いてしまった。
この曲にまつわる「伝説」について、おそらく半年前の僕は書きたくて仕方なかったのだと思う。AKBというプロジェクトを知り始めたばかりの僕は、いろいろなことを誰かに話したかったのだ。どの分野でも初心者にはありがちな心根である。
それでも歌詞を引用し、コメント一行だけにとどめたのは、大人の自制心というヤツ。今は書くべき時ではない、A3まで行ったらちゃんと調べて書こう、と。
この半年、短い間ではあるが、「彼と彼女たち」のプロジェクトの「森」に分け入り、僕なりにいろいろな景色を眺めてきた。
その結果知り得たことは、「伝説」について僕は何かを語るべきではない、ということだ。それを語るべき人はすでに語っている(もしくは語らないことを選んだ)。
「ライダー」のエピソードについては、それで必要にして十分なのだ。僕が新たに書き加えるべきことは何もない。
それに気づくことができるくらいは、この半年で僕は「彼と彼女たち」と親しくなったと言っていいのかな?
その代わり備忘録としていくつかのリンクを張ることにしよう。
関係者にきちんと取材をして書かれた記事(当たり前のことのようだが、そうでないことはるかに多い)。「伝説」のサマリーとして。
A3のゲネプロについての公式のアナウンス。
「ライダー」氏の友人であったカギさんの当時の記事。
プライヴェートで「ライダー」氏の親友だったという方のブログ。「ライダー」氏のご家族のコメントもある。
斯界の古参、◎◎みすと氏のエントリー。墓参の記事も。
「伝説」は風化していくだけ、と思いきやNMBによる「誰かのために」公演によって甦った。「ライダー」氏とは縁もゆかりもない子たちが、みごとに新たな命を吹き込んだ。
かくして「ライダー」は歌い継がれる。
大阪朝日新聞がNMBのメンバーを取り上げたコラム。
NMBで「ライダー」を歌ったユニットのメンバーの一人、森彩華の回。
「ライダー」を歌ったNMBのメンバー公式ブログ。こうやって眺めると賑やかなタイトルだよね。つーか、今はこっちがデフォか。
ナンバの子たちがこの曲を大事にしていることがよくわかる。
うん、いい子たちじゃん、みんな。と、おっさんはすぐにころっと行っちゃうんだよね。
でも、実際の所毎年何百何千という歌がつくられ、消費され、消え去っていくいくなかで、こうやって新たな歌い手を得た歌のなんと幸せなことか。
NMBの森が卒業にあたって「ライダー」を歌った。それについてのカギさんの記事。
秋元康は、亡くなってしまった一人のファンのエピソードを「サヨナラも言わずに遠くに行ってしまっけど、いつまでも自分を支えてくれるトモダチ」の歌へと昇華させてステージにのせた。
その歌は年月を経て、新たな歌い手と普遍性を得て僕らの前に現れた。
A3のステージでは、ご存じの通り間奏でステージの明かりが消え、9名のメンバーが一列になって客席下手方向を見つめ、右手を左胸に当てるいわゆる「Hand on Heart」のポーズを取る。
この歌で「ライダー」氏のエピソードを思い起こさせるのは、この場面だけだ。
N1でも間奏の時に横一列になるのだが、この時彼女たちはHand on Heartではなく、両手でマイクを握ったポーズだ。ステージもやや光量を落とす程度で、A3ほど暗くはない。
そう、これでいいのだ。
NMBの子たちは逝ってしまった人への哀悼の意を表す必要はない。
彼女たちは今、現にここで自分たちを支えてくれている人たちへの愛情と感謝を表していればいいんだ。
ナンバのステージを経て「ライダー」は、夢を追いかけ続けるみんなの味方になった。手拍子している/君のその姿は
永遠の味方さ
おまけ。
ありし日の「ライダー」氏が写っているといわれる動画。確認は取れていない(どなたかご存じでしたら教えて下さい)。

