放送開始の興奮もさめ、平常運転が続いている「よにこも!」。
いろいろコーナーも生まれ、ふつうのラジオ番組になりつつある。
アイドルが送る、ゆるい笑いがあって、固定のリスナーもついて、安心して聞ける、生暖かいバラエティ番組。
Dは誉めてくれるてるんだろう。
「いいよー亜美菜チャン今回もよかったよー」。
アイドルちゃんがやってるにしては上出来。時々Dに突っかかってくるのはご愛敬。
確かにそこそこ面白く聞ける。もちろん「AKB48 Team Bの…」という下駄を履かせての面白さではあるのだが、どんなに下駄を履かせても苦笑いしか残らない何とかハイスクールに比べれば、十分合格点のプログラムだ。
放送第8回を迎え、ここまでのところみんながハッピー。
佐藤(亜)を除いて。
兆しは第2回放送のころからあった。
番組の冒頭第一声、「今日のタイトルー『モロヘイヤ-』」。台本冒頭にDが書いた「つかみ」のつもり。
脈絡のない単語をコールして、「ね、オモシロイでしょ」と言わんばかりのDに、佐藤(亜)はいきなり噛みついた。そんなの面白くない。もうやりません。
それがガチなのが、ブック通りなのかはわからない(まあ生放送でない時点で、調整が済んでいるのは言うまでもないが)。ひとつ言えることは、佐藤(亜)は、初手から「予定調和」を壊してきた。
彼女が何を望んでいるのかは、わからない。わかるのは、佐藤(亜)が「これではない」と強く感じた、ということだけである。
「これは私がやりたいラジオ番組のオープニングではない」ということ。
佐藤(亜)の拒絶に対して番組のDは、インカムに「ボクはまだまだ書き続けます」。
Dとパーソナリティが番組中で会話するという新機軸&「パーソナリティとDが構成を巡ってバトル勃発」という、メタ構成っぽさが面白いかな、と思った。
第3回ではこの件を巡って「(Dが書き続けるなら、私は)戦い続けますから。どっちが折れるか勝負ですよこれは…。」と煽る。その後読んだり読まなかったりをしてたら、Dがあっさり引き下がっちゃった。
そうじゃないだろ、ここは佐藤(亜)vs. Dの疑似バトル継続だろ。それをアウフヘーベンするのがDの仕事じゃんか。
せっかく「『今日のタイトル』をコールするのかしないのか」って聞かせどころになりつつあったのに。
これじゃ単に「パーソナリティがDに逆らって構成を変えた」だけじゃん。
台本に「今日のタイトル」を書かなくなったDに対して、佐藤(亜)もちょっと切れ気味。
その後も佐藤(亜)とDは噛み合わない。今週から募集の新コーナー「言い訳Baby(仮)」にいきなりダメ出し。BGMがオープニング(「言い訳Maybe」)と被ってること、タイトルが安直すぎること。いやいやあ、「今日のタイトル」をね、復活させないから、ディレクターさんが怒ってね、まっちろですよ、原稿が。
ちゃんと仕事して下さいよ。お金貰って仕事してるんだから。ちゃんと原稿書いて下さいよ…
業を煮やしてコーナータイトル、BGMをリスナーから募集することにした佐藤(亜)。こんなに安直なタイトルを考えるディレクターさん、なかなかいないですよ、逆に。はーいじゃないっすよ
ここでDが余分なこと言ったんでしょうね、佐藤(亜)ぶち切れですよ。
インカムにフォローを入れるD。それを振り切って言い放つ佐藤(亜)。何でシャ乱Qさんの「いいわけ」とかなんか、そういう適当なこと言わないでくれますかホントに。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!! トーラーンーボーンー!もうやめて下さい、だからもう、いいんです。
もう私はリスナーの皆さんを信じるから。みんなを信じてるから。だから是非、送ってきて下さい。
トランボンもね。送ってこいよ!
まだタイトルが決まっていなかった第1回放送で、「名前は読まれるがネタはスルー」というプレーをいきなり受けたトランボンさん。その週の佐藤(亜)が出演したANNでは、他局ながら名指しでネタ投稿をリクエストされたトランボンさん。
しかしその後「よにこも!」でトランボンさんのネタはおろか、名前を呼ばれることもなかった。その間トランボンさんネタは、ANNではコンスタントに採用されていたのに。
トランボンさんが投稿してなかったのか、佐藤(亜)が選ばなかったのか。
はたまたANNのお客を名指しで呼ぶことを「よにこも!」側が憚ったのか。
真相は藪の仲だが、とにかく1ヶ月半に渡って「ノートランボン」が続いた。
しかし、ここに来てもうDは頼れない。佐藤(亜)が呼ぶのはリスナー、そしてトランボンさんの名前。
トーラーンーボーンー、カムバーーーック!