ラジオガールの門出 | Commentarii de AKB Ameba版

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ラジオ日本 「佐藤亜美菜のこの世に小文字はいりません!」

 ラジオ日本が入らなくてこりゃあダメだと思ったら、翌朝(今朝ね)何とか音源をqあwせdrftgyふじこ。人って暖かいね。

 タイトルを番組中に決定。

 小文字ってなんだあ? と思ったら捨て仮名のことね。
 なるほど、佐藤(亜)はブログの表記に捨て仮名を用いないようにしているわけか。

 とブログを読んでみると、「ファン」を「ふあん」、「しちゃいますぜ」を「しちやいますぜ」、と確かに捨て仮名を用いていない。

 伝統的な日本語の表記法では、むしろ捨て仮名を用いない方が主流だった時代が長く、公文書等においても昭和63年の内閣法制局布告までは原則捨て仮名を用いていなかったので、ある意味先祖がえりの趣がなきにしもあらずと言えば言えなくもない。
 
 と思ったら、この日のエントリータイトルがいきなり「みよっとよっと」。いきなり捨て仮名「っ」を二つ使っているじゃんか! 促音の捨て仮名はいいのね。あと片仮名の場合は捨て仮名容認なのね。

 ということで、正しいタイトルは「この世に捨て仮名はいりません(促音の「っ」および片仮名を除く)」ということですか。

 佐藤(亜)はかつて「ブログだって、いつも頑張って、こう面白いことやってるんですよ、とか、てかそれなりに私だって、やっぱり読みにくいかな、と思っていろいろ頑張ったりしてたのに…」とぼやいていたが、その「頑張り」というのの一つが、この「捨て仮名(促音の以下略)」ということなのだとしたら、うーん…。

 ちなみに我れらが敬愛する百戦百勝の
コバヤシカナ大王陛下におかせられましては、そのブログにおいて係助詞の「は」を表記するのに捨て仮名の「ゎ」を用いられておられる。
 
 係助詞「は」を「ゎ」と表記するのは、  コバヤシカナ大王陛下お馬鹿さ加減、まあ秋元も「くるくるぱー」とは小林香菜のことだって言ってるくらいだし、それが売りっちゃ売りなんだが渦巻き主義を如実に表現しているという意味で有効な表記と言えるかもしれない。
 でも佐藤(亜)の「捨て仮名(略」という表記法にどぉいぅ意味があるのか、僕にゎよくわからなぃ。

 佐藤(亜)はすっごく努力する人なんだけれど、いま一つそれが成功に結び付かないところがあって、歯がゆい感じを禁じ得ない。つーかぶっちゃけそういうところが好きなんだけどね。
 基本報われず。で、どこかでどかーんと大逆転するのが似合う、みたいな。

 番組自体は、初めて自分の番組が持てた喜びがいっぱい感じられて楽しかったし、聴いてて嬉しい気持ちになれた。
 心よりお喜び申し上げます。
 おめでとう、ラジオガール。

 「東京都大田区のトランボンさんがネタを送る」→「佐藤(亜)喜ぶ」→「でもネタ事自体は没」というANNでお馴染みのコンボも聴けたし。

 ただこのコンボは、トランボンさんは名前は読まれるがネタは読まれないという、お約束について来られるか、にかかっている。
 ANNではかつて、「佐藤(亜)が生放送中、トランボンさん名指しでネタを強要」→「それを聞いてたトランボンさん投稿」→「佐藤(亜)喜ぶ」→「でもネタは没」、という伊集院光なみに美しいコンビネーションもあった。

 これはこれでANNで佐藤(亜)が、自分のブログが「今週のブログコーナー」に選ばれない、という自虐ネタと平仄が合っている

 一方、トランボンさんは、佐藤(亜)以外がパーソナリティをやっていたANNでは高率でネタを読まれている。
 メンバーからは「わーすっごーい」「トランボンさん面白ーい」と誉められるのだが、本来の深夜ラジオの水準からすると、そんな大したレベルではない(すいませんねトランボンさん。てかANN自体ぬるぬるなんだから仕方ない)。

 他のメンバーはそんなに深夜ラジオなんて聞いてないからそれがわからない。でも佐藤(亜)は知っている。深夜ラジオのネタってもっともっと面白くて、抱腹絶倒であるべきだってこと。

 だからついついトランボンさんに厳しくなってしまうんだろう。
 
 当のトランボンさんはそれをどう思っているのかというと、微妙みたい。でもファイト、トランボンさん。

 ずっとネタを読まない、というフリをしていると、いざ読むときのネタのハードルが高くなって落ちにならないだろうし。いっそ月に1回はトランボンさんに「百発98中券(この場合は権かな)」を発行して、全ネタ読むくらいのことしなくちゃダメかもね。

 これからどんなコーナーが生まれるのかわからないけど、僕としてはやっぱり「干され気味&ポジション微妙」な自分の立場を生かした出血ネタを期待したい。ANNのぬるぬるさとは明らかに一線を画するような。

 だってあの歳の女の子で「ラジオが大好きで、ずっとパーソナリティになりたかった」なんて子、滅多にいないもの。ラジオの面白さ、マスではないがスペシフィックなメディアの魅力がわかっている子なんだもの。AKBを全く知らない人にも楽しみにしてもらえるプログラム。

 「佐藤亜美菜って子のラジオ面白いんだけど、あの子AKBのメンバーなんだってね」と言われるような番組。
 
 佐藤(亜)にはそれができると思う。
 がんばれ、ラジオガール。

ps.
 そういや秋元御大が世に出るきっかけも深夜ラジオだったんだよね。ってことは御大のスピリットは他でもない、佐藤(亜)に引き継がれていくのかもだよ。