「これでみんなでアイス買っておいで〜」
子供の頃、いとこのおばちゃんが100円ずつ手に握らせ、4人でアイスを買いに行った。
私は100円のアイスが買える嬉しさでテンションダダ上がりだった。
当時の100円のアイスは高級だった。
4歳年上のいとこねーさんは、50円のアイスを2個買っていた。
「すげ〜」
そんな買い方があったなんて〜
今日は、久しぶりにダンナと二人でイオンモールへ。
先日、ダンナは酔っ払って眼鏡を路上に落として帰って来た。
優しい私は、眼鏡を車で探しに行って、ダンナの眼鏡をタイヤで踏み付けた
人が多くて広いイオンモールは、ダンナは大の苦手。
「メガネを買うならイオンモールにしなさい」
「えー、何でー」
「早いし、安くていいでしょ!(ブランドとかカンケーないっしょ!)」
いつもなら、娘とイオンモールへ行く。
ダラダラと、半日くらい服を見たり雑貨を見たり、食べたり。
今日はダンナと二人。
車を降りたら、眼鏡屋さんへ直行。
いつも、ダンナの眼鏡は私が選んでいる。
クセ強めな眼鏡をかけさせると似合うダンナ
「え〜、これ〜?」
「いいから、かけてみ」
「どう?」
「いいじゃ〜ん」
何度もこれを繰り返す。
「あ〜それが一番良いわ〜」
「ホント?」
こう言わないと、ダンナは決められないから、反強制的に決めて買わせる。
視力検査をして、視力が0.9。
はぁ!?
そうだった。
ダンナは、白内障の手術をしたから、めっちゃ見えるようになったんだった。
「必要?」
「いるよ~。よく見える」
視力が良くなったから、むしろ今まで使っていた眼鏡の方が不便だったみたい。
ダンナの顔は眼鏡顔だから、かけてないと変だしね。
ダンナの顔をカモフラージュするため、クセ強めな眼鏡にしたわけではないが、よく似合う。
眼鏡が仕上がるまで、ランチを食べることに。
「ラーメンがいい」
はいはい。
知ってます。
イオンモールのレストラン街で、ラーメンが食べれる所は2か所。
もしくはフードコートへ行くか…。
レストラン街の中華屋さんへ入り、担々麺と半炒飯のセットを二人前。
辛いヤツを頼んだ。
ヒーハー
ウマっ
ツラかったけど美味しかった。
なるべくダンナを見ないように食べる。
抗がん剤の副作用で、鼻毛がないから熱いの食べると鼻水が垂れるダンナ。
絶対ダンナを見ないで食べる私。
少し食べてはティッシュで鼻を拭う、少し食べてはティッシュで鼻を拭う。
忙しそうなダンナ。
うっかりダンナを見てしまった
セーフ
テーブルの上は、ティッシュを丸めたゴミの山。
「持って帰るね〜」
「当たり前でしょ」
腹ごしらえが済み、眼鏡屋さんで新しい眼鏡を受取り、イオンモールの外へ出る。
あっぢ〜
いっちゃん(←1番)暑い時間帯。
暑くてキレまくる私
気の毒なダンナ
暑いの嫌い!
夏なんかマジで嫌い!
って、キレッキレな私。
近所のスーパーで買い物をすることに。
暑いし、お腹いっぱいの私は、購入意欲がない。
おまけに思考も止まっている。
惰性で買い物。
「アイス買おう〜」
「買う買う!」
カップのカキ氷。
いろんな中から、練乳入りのヤツをカゴに入れた。
ちょっと目線を変えたら、白くまもある〜
迷いなく、白くまもカゴに入れお会計。
家に帰って、早速練乳入りのカキ氷をダンナと食べる。
あ〜
美味しい〜
生き返る〜
「ねぇ、2つずつしか買ってないよね。娘ちゃんのないよ」
「………」
証拠隠滅のため、カキ氷を夫婦で2個食いしました。
娘には申し訳ないけど、今日は最高でしたわ
自分でも単純過ぎてイヤになっちゃう。
大人になると、アイスいっぱい買えるな~