ミッション終了/HUMBLE PIE ③ | BGMと独り言

BGMと独り言

世の中がなんだか益々混沌としてきましたね。
好きな音楽を聴いていられるだけでも幸せなことかもしれません。

今日のあなたのBGMは何ですか?
私は今・・・

 

このところの猛暑となった数日間、最後の作業である「袋かけ」が終わり、GW明けから続けてきたぶどう栽培の手伝いもすべて終了となった。



 

一時、病気かと心配された症状も「高温障害」ということがわかり、実の成長には影響がないとのことで一安心。

 

このまま、じっくりと成長し糖度を増して、無事に販売時期を迎えることができるよう、栽培の一端に携わった身としてはただ祈るばかりである。

 

「危険な暑さ」の屋外に身を置くこともなくなり、今は、冷房の効いた部屋でひとまずゆっくりと音楽に浸りたい。

 

 

 

 

 

さて、今聴いているアルバムは、ハンブル・パイの『EAT IT』(1973年)である。

 



ピーター・フランプトンが脱退し、前作『SMOKIN’』(1972年)によりバンドの方向性がR&Bやブルース・ロック色を強めてきたが、このアルバムも前作を踏襲した内容である。

 

ただ、オリジナルLPは2枚組で、A面がハードなオリジナル曲、B面ソウル色の強いカバー、C面がアコースティック色を取り入れたソフトなオリジナル曲、D面がライブ録音という特色あるまたは変則的な構成になっている。

 

CDではそれらが1枚に収められているので、そのような特色はあまり意識しないで聴ける。

 

アイク&ティナ・ターナーの「Black Coffee」やレイ・チャールズの「-I Believe to My Soul」などのソウル・ナンバーのカバーは、特にバック・コーラスのブラック・ベリーズがいい雰囲気を醸し出している。

 

スティーヴ・マリオットも水を得た魚のように相変わらず粘っこいボーカルを聴かせているが、やはりライヴ・パフォーマンスが圧倒的である。