何がしたいの?/PHOEBE SNOW | BGMと独り言

BGMと独り言

世の中がなんだか益々混沌としてきましたね。
好きな音楽を聴いていられるだけでも幸せなことかもしれません。

今日のあなたのBGMは何ですか?
私は今・・・

 

 

自民党派閥の政治資金パーティ、いわゆる「裏金問題」から端を発した政治資金法の改正も抜け穴だらけのお粗末な内容のまま成立してしまった。

 

毎度、数の原理で与党議員の都合のいいようにしかならないから、歯がゆいばかりである。

まったく、国民を置き去りにして、党利党略、私利私欲に走る政治家たち、この国はどうなるのかと情けなくなる。

 

この件は、決して忘れてはならず、引き続き監視していかなければならないところに、例の都知事選挙のポスター掲示場を巡る騒動に国民の関心が移ってしまった感もあり、残念である。

 

これはこれで、情けなく、恥ずかしい現状と言わざるを得ない。

 

本来、候補者のために用意された掲示場に選挙とまったく関係のないポスターが貼られているのは、公職選挙法に抵触していないと言えども(議論の余地はあると思うが)法の趣旨からは明らかに逸脱している行為である。

 

法令で明確に規制されていない限りは何をやってもいいというのが一般的な解釈になるとすれば、早急に法改正が求められる。

 

現行法によると、選挙運動用のポスターには、虚偽や他の候補者の応援又は落選させるための内容以外であれば何を掲載してもいいとされているようであるが、候補者用のポスター掲示場に候補者以外のものがポスターらしきものを貼るという行為は違法ではないのだろうか。

選挙管理委員会によるポスターに関する事前審査というものはないのだろうか。

 

いずれにしろ、法が想定していなかった行為であり、掲示スペースを売却するような候補者はそもそも知事になる気はないのだろうし、その資格もなければ、当然、当選などあり得ない。

 

一体、彼らは何がしたいのだろう。

 

 

 

 

 

 

さて、今聴いているアルバムは、フィービ・スノウの『PHOEBE SNOW』(1974年)である。

 



彼女のデヴュー・アルバムで、邦題は『サンフランシスコ・ベイ・ブルース』である。

 

ビブラートの効いた独特の声とブルージーでジャジーな雰囲気が好き。

 

サム・クックの「Good Times」、オリジナル曲の「Harpo’s Blues」やヒットした「Poetry Man」などなど、豊かな歌唱と才能ある曲づくりが素晴らしい。

 

自身のアコギ伴奏を中心としたアコースティックなサウンド、ジャズ畑のミュージシャンも数多く参加したアルバム作りが好印象で、ゆったりとした時間を過ごすのにぴったりの作品である。