「口の中に入れた瞬間に○○な香りが口いっぱいに拡がり・・・」などというコメントは最早陳腐化していて、最近の定番は眉間にしわを寄せながら「う~~ん」と唸ること。
誰が最初に始めたのか、お笑い芸人や女子アナによる食レポの大方のリアクションだ。
ほんとに美味しい時って、あんな「しかめっ面」するかね?
わざわざ口いっぱいに頬張っておきながら、そのせいで上手くしゃべれませんとばかりに「ほいひ~~」としか言わないのは、あざといタレントの常套手段か。
口に入れた瞬間、噛んでもいないのに「美味い!」と叫ぶ者
そうかと思えば、食べてもいないのに「これ、絶対、美味しい」とかいう奴
「食べてないのにわかるんか?」と突っ込みを入れたくなる。
そう言う奴に限って、「格付チェック」で恥をかく。
美味いものは、ただ「美味しい」と言えばいいと思うのだが、それじゃ食レポにならないし、たとえ不味くても「不味い」というわけにはいかないからね(笑)
さて、今聴いているアルバムは、マイケル・マクドナルドの『motown two』(2004年)である。
マイケルのソウル・カヴァー・シリーズの第2弾で、基本的に前作を踏襲した感じである。
マーヴィン・ゲイ、スティービー・ワンダー、フォー・トップス、スタイリスティックス、スモーキー・ロビンソンなどのお馴染みのナンバーのオン・パレードだ。
耳馴染みのあるナンバーに新たなアレンジが施され、マイケルのソウルフルなボーカルにより新たな楽曲として甦る。
マイケルの声や歌の上手さは魅力的であるとしみじみ感じる好盤。