「明日は、5℃も低くなるんだって」
「え? 天気予報見ると、今日とあまり変わりないみたいだけど」
「でも言っていたよ」
「誰が?」
「近所のおばちゃん」
「・・・」
他人の話は、鵜呑みにしないようにね。
さて、今聴いているアルバムは、ドン・ヘンリーの『The End of the Innocence』(1989年)である。
ソロとしては、3作目にあたるアルバムである。
イーグルスと言えば、個人的にはドン・ヘンリーの印象が強い。
メンバー間の確執は聴きたくないが、彼の個性的な声がイーグルスを代表しているとさえ思っている。
ランディ・マイズナーやグレン・フライ、途中加入のティモシー・シュミットやジョー・ウォルシュもそれぞれ魅力的ではあるが・・・。
そんなドン・ヘンリーもソロ3作ともなれば、イーグルスの影が少し薄くなっている。
特徴的なメロディの「Shangli-La」やレゲエ調の「Little Tin God」などを聴くとそう思ってしまう。
それでも、タイトル曲の「The End of the Innocence」や「The Last Worthless Evening」、「New York Minute」などは、いかにもドン・ヘンリーらしさが出ていて、ぐっとくるな。
ダニー・クーチマーがアルバム全体的に貢献しているようだが、他にもブルース・ホーンズビー、ワディ・ワクテル、スティーブ・ジョーダン、ウェイン・ショーターなどが参加している。
また、パティ・スミス、バレリー・カーター、シェリル・クロウ、J.D.サウザーもバック・ボーカルで花を添えている。
※アルバムのラストのこの曲も好き