お彼岸になると、母が、生前、牡丹餅(お萩)を作ってくれた。
それが、毎年の楽しみであった。
甘党の父は、母が作るそばから手を出してくる。
元気な時期には、あの大きな牡丹餅を5個も平らげてしまうのだった。
甘党の血を引く私でさえ、1個半も食べれば胸やけがする。
旧盆になると、牡丹餅のほかに「小麦まんじゅう」も作ってお供えしていた。
今は亡き両親を偲び、妻とそんな話をしながら
少し笑って
少し泣いた。
さて、本日取り上げるアルバムは、お彼岸とは全く関係の無いグランド・ファンク・レイルロードのファースト『ON TIME』(1969年)である。
私がロックにハマるきっかけとなったというか、最初に好きになったハード・ロック・バンドである。
ツェッペリンでもパープルでもなく、グランド・ファンクなのだ。
グランド・ファンクは、あの「ライブ・アルバム」のパフォーマンスが圧巻であるが、スタジオ・アルバムも悪くない。
元々、荒削りな演奏(しかできないというか、それが売り?)だが、デビュー作とあって一層荒いが、ファンにとってはそれがまた魅力的なのかもしれない。
ポップで、こぢんまりと丸くなった後期のサウンドは、あまり面白みがないと感じる。
「Are You Ready」、「T.N.U.C.」、「Into The Sun」、「Heartbreaker」などは、『ライブ・アルバム』で擦り切れるほど聴いたので、その他の曲が実に新鮮に聴こえる。
マーク・ファーナーの伸びのあるボーカル、ドン・ブリュワーの迫力あるドラミングとボーカル、メル・サッチャーの重厚なベースサウンド、シンプルながら正に魅力的なアメリカンバンドである。
