前回、B.B.KINGの最後のアルバムを取りあげたが、今回はデヴュー・アルバムである。
アルバムデビューは『SINGIN’ THE BLUES』(1957年)で、アルバムのためのレコーディングというよりは、51年から56年にレコーディングした曲をまとめたものである。
当時は、このようなアルバムの作り方が多かったようでもある。
とはいえ、シングルでリリースした曲で人気の曲が多く収められているため、当時のベストアルバム的な内容である。
「3 O’clock Blues」、「Every day I Have The Blues」、「Sweet Little Angel」など、後に代表曲になる曲や、12曲中9曲がトップテンになるヒット曲だそうな。
若かった頃は、初期のアルバムはあまり聴かなかったが、なかなかいい。
粗削りながら、ボーカル・スタイルやギターの演奏スタイルもほぼ確立されていて、聴きごたえ満載のアルバムである。
このCDは、オリジナル・トラックにボーナス・トラックが8曲も加えられていて、それがいずれも駄作ではないから超お買い得。
B.B.ファンならずとも、ブルース・ファンであれば、是非1枚加えたい作品であろう。
ここで、ひとまずB.B.はお休みしてね。