2012年製と思われるGibson Custom ES-330ビグスビーアーム付きのリペアです
ヴィンテージチェリーのVOS仕上げでシックなギターですね
「コンデンサーをオリジナルのものに戻して、ブリッジサドルをニッケルのブラスのものに変えて欲しいのと、全体的にメンテナンスも」とお持ちいただきました
コンデンサーは Sprague Black Beauty に交換されてて
ブリッジサドルはTUSQ製のものに変えられていたようです
と言う訳で
まずはコンデンサーの交換から行いますが、
セミアコの場合1つのパーツを交換する場合でも
すべてのパーツを本体から外し必要なパーツを交換することになります
なので、コントロール関係は全て外し、内部の配線の状況をチェックして、今回はビグスビーアームも取り外しコンデンサーの交換にしました
次にブリッジサドルの交換ですが
TUSQ製のサドルを外しブラス製のサドルに入れ替えますが
このサドルはの溝が切ってありません
なので、ピックアップの位置やネックエンドの位置とのバランスを考えながら、サドルに乗る弦の位置を微調整して溝切りをしていきます
ここからは全体のメンテナンスをしていきます
ネックが少し順反り気味だったので、アジャストロッド調整して
指板とフレットのクリーニングをしてOrange Oilを塗布します
お持ちしていただいていた新しい弦を貼って
弦高調整とオクターブピッチ調整をします
これが交換したパーツになります
最後にボディーを磨いて完成です
バランスも良くなって弾き心地もバッチリかなぁ