おそらく1970年代後半と思われる
YAMAHA FG-201のリペアです
シリアルNo.がほとんど消えていて良く判らないにですが
FGのオレンジラベルは
1975〜1980年頃まで生産されていたと思いますので
「昔に使ってたギターで、また弾こうと思ったら弦が切れたので、弦を張ってほしい」
とお持ちいただきました
パッと見ると
だいぶ古そうで弦高が異様に高い
これが取り付けてありましたが
ブリッジの溝のサイズにも合っていないし高いも調整していない
おそらく汎用品のプラスチック製のブリッジですが・・・
お客様は「たぶん最初からこれだった」
との事ですが
でも、これでは弦を張り替えても
超弾きにくいギターになってしまいます
ナットも外れており
弦の溝の高さも不揃いです
このままの状態で弦を張り替えても
とても弾きにくくて練習にならな可能性があるので
もし、予算が許すのなら
ナットとサドルを作り直すてネックも調整したらどうですか
とご提案しました
しかし修理代は安いギターが買えなくもない金額になるのですが
このYAMAHAのFG-201のオレンジラベルは相当古いギターだし学生時代の思い出もあり
リペアする事になりました
新しく牛骨を使ってオリジナルっぽい形状に削り出していきました
サドルも溝にピッタリとハマるように削って
弦が乗る位置も少しでもピッチが安定する感じに調整して作りました
弦を張ってネック調整も
もちろん指板とフレットもクリーニングしておきます
そう言えば
この頃のYAMAHAのでギターはややネックの刺し角が浅いものが多く
このギターも弦高が高くなる作りだったので
サドルは限界まで低くしました
弦は少し細めの
ダダリオのカスタムライトゲージをチョイスです
最後にWAXをかけて完成です
なんとか弦高も高くなりすぎ
弾きやすい感じになりましたよ