バイオリンベースと言えば
やっぱりポール・マッカートニーさんですねぇ
このベースは
Hofner “IGNITION BASS”と言う
アジア製のリーズナブルなモデルですよ
「弦交換して弦高とかオクターブピッチや
出来ればブリッジとボディに当たる部分のキズを修整してほしい」
とのご要望です
まずは弦交換をする前にペグを見ると👀
1本ネジがめっちゃ緩んでる
っていうより最後まで締め付けられていないようで
なんと1.5mm程度緩んでました
増し締めして他のペグもチェックすると
もう1本空回りしてるネジを発見
外して見ると
ネジを2回締め直したような感じでグスグスだったので
一旦穴埋めしてペグを取付け直しましたよ
ネック調整をして
指板とフレットをクリーニングして
Orange Oilを塗布しておきました
新しい弦を張って
弦高調整とオクターブピッチ調整をしようとしたら・・・
思いのほかピッチがズレすぎ
ブリッジが
とんでもなく斜めになってしまいます
以前も何本か調整しましたが
こんな形になるのは初めてですね
元々、正確には合わせられない形状で
木製のブリッジ部分にスリットが4本入ってて
短く切ったフレットに弦が乗る構造になっています
なので
弦を乗せるフレットの位置を変えて
こんな感じでなんとかバランスが取れました
ブリッジとボディに当たる部分のキズを修整
ですが
ここは可動式の木製ブリッジのため
弦交換等で動き
どうしても傷がついてしまうので
全くの新品状態でもわずかに傷がつくようなところなので
修正することはお勧めできませんので
「現状のままで」とご理解いただきました
それから
ピックアップのバランスもとって
ボディ磨いてWAX掛けて完成か
と思ったら
ピックガードのボディ横に止めるピックガード・ブラケットのネジも緩んでたんで
ピックガードにブラケットをしっかりネジ止めして完成です
これで気持ち良く弾いてもらえそうです