この本、今から5年前に著者から直接頂いたもの
昭和63年刊で絶版だろうが、Amazonなら中古本は買えるようだ
この著者、誰かというと高校の同級生で同じ陸上部に所属
5年前に久々にした後に、家に郵送してきてくれたモノで、
その時は、まだ仕事が忙しい時期で、
申し訳ないが放っておいてしまっていたのが、
先日の引越の際に出てきたので、初めて拝読させていただきました
話は、題名通り、昭和56年・1983年にインド・スリランカへ行った時の話で
帯に書いてあるように、ボーイスカウトの一人として派遣されたもので
費用は、全て連盟持ち
ボーイスカウトは、進級制度ってのがあって、
彼は、その最高位の富士スカウトまで上り詰めた一人で
地元のボーイスカウトでは、ちょっとは有名人だった・・・と思う
それで、ボーイスカウト連盟の海外派遣制度で選ばれて行ったわけだが、
1983年というと、大学に入ってすぐ・・・彼も私も一浪ですわ
ボーイスカウトでスリランカへ行って、帰ってからに隔離されて・・・
という話は昔聞いていたのだが、
あらためて、どんな具合だったのかを初めて知った
現地のボーイスカウト関係者がずっと付き添ってくれていたわけだが、
大統領を表敬訪問して、その写真が地元紙のトップに載ったり
ラジオへ出演したりと各地で歓迎されていたようだが、
やはりずっと下痢とか胃腸の不調に悩まされ続けていたようだ
「やはり」というのは、前述のように帰国した時に空港から、即へ
なんか法定伝染病で一ヵ月位に入院したと聞いていたのだが、
一体、何の病気だったのか、具体的に聞いてなかったのだが、
それが記載されていた
赤痢、サルモネラ腸チフス、急性肝炎、カンピロバクター腸炎、ランプル鞭毛虫症・・・
など、中には日本では家畜にしか感染しない病気まで
日本で、赤痢患者が発生すると、患者いたところを消毒するなど
結構な騒ぎになるが、一度、銀行員をやっていた同級生が
東南アジア勤務・・・確かフィリピンだったと思う・・・だった時に
赤痢になったが、向こうでは、入院や隔離どころか、を渡されて
そのまま帰らされた位、珍しくもないのだとか・・・
いずれにせよ、それだけの病気にかかりながら動き回れていたというのもだが、
本を読んでいる限り、は全て提供されたものを食べていたわけで、
彼が自分でわけのわからないものを調理したり、口にはしていないのに
これだけの病気にかかるとは、現地の人は、どれだけ丈夫なのか、
はたまた、彼というか、日本人がどれだけ弱いのか・・・
辛坊治郎氏が、潔癖症の人は、インドへ一週間旅行に行けば治るとも言っていたが、
クリーンな環境にいることに越したことはないが、
そこことが、どれだけ、いざ外敵に対して弱くさせているか
の表れのような気にさせてくれる話でもあるね・・・
ちなみに話であるが、本には書いてないが、本人に聞いた話では、
帰国後の隔離入院の治療費は、法定伝染病ということで公費負担
かつ、どんな名目か忘れたが、退院後に結構な額の支給もあったらしい