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元社畜編集者の酒と肴と時々ランチ〜これは経費になるかしら?〜

飲む且つ食うことと、仕事が生きがい。
会社員辞めて収入は不安定ながらも、自由を手にした元社畜編集のぬるめなグルメ情報。
だいたい大塚巣鴨が生息地。
予算感3000円代から15000円くらいまでの価格帯が得意分野。

去年からちょいちょい阿佐ヶ谷で飲んでます。

いくつかお気に入りのお店ができたので
ここからしばらくプチ阿佐ヶ谷特集です。

まずは、ちょっと高級な焼き鳥屋さん。


お通しから良いでしょう?



鳥スープは定番ですが、

他はその時々で変わります。


別の日のお通し↓


さてさて、焼物をいただきましょうかね。



レバーはトロトロ。
ねっとりとした濃厚な味わいがたまりません。

続いて、肩トロ。
やわらかでジューシーなお肉。
齧ると肉の旨みが口に広がります。
唇がテカテカだぜ。



箸休めなら、ぬか漬けを。



これが…美味い。

浸かり具合は日によって違うのですが

個人的には古漬けよりも

ちょっとフレッシュさが残ってる方が好き。



つくねはゴロゴロとした肉感があって、
且つ、ふわりとしてる。

見た目がグロいwハツは
プリプリです。



命をいただいている感、半端ない!ですね

ここらでさらに箸休め。

お出汁に浸かったトマト。

さっぱりしたら、

もう1ラウンド行きたくなるのが人情ってもん。


ただし…時差がありすぎて

何の串かわからなくなってしまったから…


また確かめにいかなくちゃ♪


日本酒のラインナップも魅力的。


いつも和装の女将さんがとても美人で

眼福なのです。


言うなれば安いわけではないけれど

質と値段の関係から言えば、お得でお安い。


板橋駅から歩いて3〜4分の路地にある

古い一軒家作りのお店、

ふぐ割烹のきくひろさんは

知る人ぞ知る板橋の名店です。



冬場はフグのコースのみ。

ただし、フグコース自体は年中やっている。


と前置きはこれくらいにして

しばらくフグの画像をお楽しみください。




こんなご時世なので、

名物のてっさも一人前ずつわけてあります。

殴り合いにならず、ありがたい(笑)


フグのコースは

フグとマグロ、

紅白のにぎりからはじまります。

マグロも絶品。


唐揚げはいつだって正義。

尾の身がしまってて人気です。

いい大人が拳で(じゃんけんして)

取り合います。


トラフグの白子は最高です。

まったりととろけるおいしさは、

なくなると悲しくなるほど。


鍋用のフグの身。ぶりっぶりです。


〆はお餅入りの雑炊。

焼き餅が香ばしくて、大ファン多し。


これが2人前だと15000円。

ご褒美メシのカテゴリーだけど

たまにはこんな贅沢したいときには、

ピッタリのお店です。

私はやおら、お酒の入ったグラスを傾け、
中を空にした。

この一文を読んで、どんなシーンをイメージするでしょう。
この「やおら」という言葉は意外と曲者。

池袋に昨年オープンした「やおら料理店」は
六本木にある「イリゼ」のシェフが
新たに始めたカジュアルなフレンチ。

お店は池袋の駅から少し離れた場所にある。
北口に出て、文化通りをまっすぐ北上。

蔦の絡まるビルの、螺旋状の外階段をのぼる。
それは隠れ家のような趣き。

あれ?もう通り過ぎた?と思うなかれ。
向かいのスーパーホテルが目印だ。

カウンターとテーブル席が3つ。
いずれもキッチンから目が届く広さだ。

前菜はいつも選ぶのに頭を悩ます。
青魚のマリネは外せないし、
付け合わせに梅をもってくるあたり
そこはかとなく和のテイストも感じられる。

フレンチといえばシャルキュトリュー。
これがめっぽう美味い。
人数に合わせて、適当に盛り合わせ
なんてわがままもきいてもらえる。

野菜の盛り合わせは、季節によって変わる。
つるむらさきやら出汁が効いてるやら
やっぱりどこか和を感じる。

なんといっても冬場のやおら、
これがあったら食べるべし。
白子。カリッと外側を焼き上げ、
春菊のソースでいただきます。

久しぶりの白子は
やっぱり最高だった。

「やおら」は、急になにかすることではない。
ゆっくりと動き出す様を、やおらというそうだ。
日本人の4割は逆の意味で使ってるとか。

冒頭の一文は、食事の余韻を楽しみながら
最後にゆったりとグラスを傾けたときを
イメージしながら書いたもの。

やおら立ち上がり、また来ます、
とすっかり夕方になった外へ出た
いつかのランチレポートでした。