四谷三丁目の飲屋街の雰囲気が好きだ。
ノスタルジックで暖かで、
一見さんも優しく迎えてくれる懐の深さがある。
まる麦さんや砂場も居ならぶ杉大門通りに
待ち合わせのお店はあった。
笑顔が素敵で、
年上なんだけどどこか可愛らしいあの人と
四谷三丁目デート。
いつもは遅刻常習犯の私が珍しく先着。
仕事で遅れると詫びの連絡がはいり
それでは…と軽く喉を潤す程度に
ビールのグラスを傾ける。
待つ間のドキドキワクワクも嫌いじゃない。
軽く息を切らして現れたその人をねぎらいながら
プリフィックススタイルのコースを頼み、
ほの甘い二人の時間は緩やかに過ぎる。
椀もの、刺身、魚、肉。
段取りを踏んで進んでいった先に
待ちかまえている結末は……
土鍋ごはん。
季節が変わって、今はもう会えないあなた…。
「しゅんさい やまびこ」という。
うん…読めないな。






















