絵を描くという事は疑う事の出来ない、全ての人のうちにある
本能的な衝動なんだ。歌う事もそう。叫ぶ事も、踊る事も。
表現欲というのは一種の生命力で、思いのほか激しいもの。


岡本太郎「言葉を破る壁」より抜粋

はい。皆様こんばんは。デラベッピンレベル4による「本日の絵」です。

一枚目タイトル「走るー」
デラベッピンレベル4の雑記☆彡
彼女はなぜ走る?それは誰にもわからない。だが、彼女は走っている。
人の手によって造られたアスファルトではない、土の地面の上を走っている。
対岸に見えるビル群とは対照的だ。小さい身体でその大きな二輪駆動のモノを
豪快に操る姿もまた対照的であった。「なぜ走ってるんです?」と聞いてみる。
「飛行機」と彼女は即座に答えた。飛行機?と私は首を傾げる。
「──飛行機を追いかけたかったの。いや、見送ってた。と言うべきかな。
愛する人が乗っている。彼から私が見えるかどうかはわからないけどね」
あぁ、なるほど。私は納得した。「見えてたと思いますよ」
私と彼女は一筋の飛行機雲に視線を向けた。うっすらとした白い雲が
さっきまでそこで軌跡を描いていた事を物語っている。

彼女は今日もまた走ってるだろう。愛する人を待ち続けながら。

二枚目タイトル「さむっ!!」
$デラベッピンレベル4の雑記☆彡
「寒い!!」 突然降ってきた雪。雑記林はみるみるうちに雪化粧をしていく。
人間は古代、氷河期を乗り越えてきた。一体どうやって?私には興味があった。
映画「デイアフタートゥモロー」のように上手く乗り越えられるとも思えない。
「帰ったら温かいコーヒーでも飲もう」と、素朴で小さな目標を立て、
帰路へと急ぐ。確かキリマンジャロ。5900mからなるアフリカ最高峰の山。
そのふもとで作られた豆だ。絶対に旨いに違いない。旨くなければ困る。
私はなんとか帰路につけた。我が家だ。ストーブの電源を入れ、
温かいコーヒーをカップに注ぐ。その瞬間、香りが沸き立つ。この瞬間が
たまらない。「いただきます」と一口、飲む。「あっつ!!熱い!!」
びっくりだ。でも満足感はある。美味しい。美味しかった。

「……生きてるって幸せだなぁ」
コーヒーを飲む。実に素朴な事だ。冷たい身体を温かくしてくれた事に
感謝し、私は二口目を飲み始めていた。窓から見える外はもうすっかり白い。

三枚目タイトル「2008年頃に描いた3コマ漫画」
$デラベッピンレベル4の雑記☆彡
画風があまり変わっていない。まず僕はそう思った。時の流れというのは残酷だ。
PCのフォルダを漁っていたら出てきたこの画像。以前、友人の家で
スキャナを借りてノートを撮ってもらった時の画像であった。
僕はあまり自分の描く文字というのが好きではない。文字が下手だからだ。
「げきじょう」という文字は「劇場」という漢字をど忘れしていたからである。

四枚目タイトル「お風呂ー」
R-18絵だからピクシブに。

【あとがきのようなもの】
最近の僕は作品を作り上げる時に「面白いのか?これ」と思うようになってきた。
2008年のころとは違う。「好き勝手にオリジナルを描く」というのが出来ない。
面白いとは何だ?それを念頭にして作っても面白くなるのか?
違う。それは単なる結果論にすぎない。「面白かった」と思えれば面白いのだ。
僕はまだまだ「自信を持って好き勝手にやりたいようにやる」という事を
出来ていないように感じる。絵に謙虚になるな。作品に謙虚になるな。

だから僕は今回、このように絵と文章を好き勝手に描いた。
「面白いかどうか?」などは考えていない。それはこの記事を読んでいる
あなたが決める事だ。良い時間の暇つぶしにはなっただろうか?
それとも時間の無駄と感じたか。絵と文章で何か伝わったのなら僕は幸いだ。

記事作成所要時間:1時間20分(小説作成時間も含む)

映画「デイアフタートゥモロー」メインテーマ
http://www.youtube.com/watch?v=9xcoXgL0mAc