内側にあるものを教えるな
書き方を教えてくれ
勝ち方を教えるな
この闘いはあんたの人生じゃない
自分の唯一のものを奪う権利などない
時を経て証された それはあんたの頭の上にある
憶測だけで判断するな 明確に記されているのだ
自分の信ずる事を 決して見失うな
外観を窓から眺めながら 負け犬のように生きている
理解してくれるならば手を差し伸べよう
あんたの命令には従わない 自分の立場はわかっているんだ
誰かの為に自分を変えたりしない
在るが儘の自分を受け入れてくれ



Dream Theater - As I Am
壁に書き続けている言葉を書き出して
それは一体 何の意味を持っているのか
何処かに行ってしまった魂の欠片を探す
それらの呼び声がまだ聞こえるか
あなたはどこかの内側にいて 辛うじて生きている
理由を問いただすこともなく
残った部分が目に映らなくなるまであとどのぐらいかかるのか
あなたの世界はどこにあるのか
長い年月 涙を流しながら 自分の心を掻き集めるまで
届かなかった願いがいくつあることか

幾度も ページを捲り続けていれば
言外の意を悟り 暗闇の中でも
何かを見つける事が出来るだろう


Kip Winger - Pages and Pages
 外傷など 目に見えるものならば

 明らかに痛くて辛そうなのがわかる

 だが 目に見えない部分 内部の痛み

 頭痛や内臓の痛み等は 目に見えないから

 どの程度なのか 傍目ではわからない

 私はもう何か月も 炎症に因る痛みに

 毎日 苛まれている 

 しかも出来た個所が悪く

 長時間PCの作業をするのは困難だ

 この数か月 懸命に軟膏を塗布したり

 薬を飲んでいるが 一向に治る気配がない。。。

 あまりの痛みで 発作が起きそうになる

 私の一粒の涙よ どうか痛みを洗い流しておくれ。。。


沙耶の世界   -saya’s world-
 今年に入ってから出来た炎症が未だ治らず

 現在の体調は最悪の状態。。。

 また暫くブログをお休みします。。。

 いつかまた会える日まで

 どうかお元気で。。。


 三本の木が立っていた

 日が斧を持ってやって来て

 木を切り倒した

 二本の木が立っていた

 素早い動きで斧を振りかざす

 一本の木が立っていた

 地を這う銀の翼達

 水を奪い 木は丸裸にされた

 そこにはもう何も残っていない


沙耶の世界   -saya’s world-
 風は吹き荒れ 雨で街は暗い

 四方の山は山鳴りし 海も荒れ狂っている

 室内は柴の火が柔らかく燃え 敷物は暖かい

 こんな日は自分も猫も外に出ることなく

 家に閉じこもっているのが一番だ


沙耶の世界   -saya’s world-
 薔薇色の新芽が落葉松に房々と生える時
                
 鶫の鳴き声が樹々の間から聞こえる時
                
 あるいは海のように青い三月の鳥が
            
 まだ葉をつけていない枝から枝へと飛び回る時

 愛する人よ 仲間と楽しく過ごした時の気持ちで
                
 私が知っている姿になって帰ってきて欲しい
                
 この世で成し遂げられなかったあなたの望みを
            
 大きく輝かしげにその額に巻き付けて

 私の元へ帰ってきて欲しい


沙耶の世界   -saya’s world-
 私は張り詰めた氷を愛す

 この切なき思いを愛す

 私はあの輝ける虹を見たり

 この花をかの如く愛す

 私は氷の奥底にあるものと同調する

 その剣の如きものに熱情を感じる

 私は常に狭小なる人生に住み

 その人生の荒涼の中に呻吟し

 だから張り詰めたる氷を愛し

 斯くなる切なき思いを愛する


                               <切なき時>


沙耶の世界   -saya’s world-
 今 どこかで泣いている人がいれば

 世の何処で 理由もなく泣いているのなら

 それは私のために泣いている

 今 どこかで笑う人がいれば

 夜中に理由もなく笑うのならば

 それは私を笑っている

 今 どこかで歩いて行く人がいれば

 世の何処で訳もなく歩むならば

 それは私に向かって歩んでいる

 今 どこかで死す者あれば

 世界の何処で 訳もなく死す者あれば

 それは私を見つめている


         
                              <厳粛な刻限>

沙耶の世界   -saya’s world-
 真夜中に 閉め忘れた蛇口から

 裸になった感情が生まれる

 捻りかけた心を元に戻して

 落ちてくる水滴を受け止めようと

 グラスを置いた

 語りはじめた水滴は

 音のしなくなった宇宙に 波を広げる

 あなたに届くまで 

 あなたへの思いが グラスに溢れるまで

 私はそこから生まれる 

 魂の告白を絶え間なく 聞いていたいのだ

     
沙耶の世界   -saya’s world-