お父さんのお誕生日が11月18日なの

だから、ドクターにお願いして外泊させてもらったの

9時に病院に迎えに行くと、もうすっかり準備万端♪
お友だちの荒ちゃんのお部屋でお話してました

「とうさん♪行こっか

」
「遅いよ!!お前~

」
「ごめんごめん♪」
父さんはとても楽しみにしてたんよ♪
パチンコ(笑)
荷物持って父さんに肩を貸して…よたよた…よたよた…
確実に前回より弱ってるね…父さん…
さ、車に乗せたらハリウッドへゴー

パチンコに到着してもしんどくてなかなか動けないね…
でも気合いで

私の肩がないと一人で歩けない状態で、パチンコ台の品定め!!
「はるこ♪ここ、ここ

」
「ここがいいの?いいよ



座ろうね

」
嬉しそうに…本当に楽しそうにパチンコをする姿。
無理を承知で連れてきて良かった…
楽しいね父さん


私はさほど楽しくは無いんだけど、
目が揃ってフィーバーしちゃった

「とっ…父さん~でたでた

どうするん

きて~


」
「ほう

はるちゃんやるぅ~

」
って、その姿忘れないよ…あなたの親指立ててナイスのサイン

午前中そうやって二人で過ごして、
家に帰ってからは、
両家揃ってパーティー

牡蠣が食べたついって言うから準備しましたよ~
「うんまっ

マジでうまっ!!最高じゃ~

」
って、いっぱい食べた…
数ヵ月点滴しかしてなくて一切何も口にしなかったのに、いきなり牡蠣を何個も…
良くないだろうなと分かってたけど…
あんなに、美味しい美味しい

ってものを食べる姿…愛しい…
美味しい?おいしい?父さん…
あ~良かったね…良かった…美味しいね父さん

美味しいね、良かったね…

その夜はみんなでマージャン♪
下手くそな私の横で私に指示を出す…
そんな父さんが…愛しい…
はるこ!!トイレ!
はいはい♪
一人ではもう立てない。
腕を組ませて私が後ろ脇から手を入れて組ませた腕を持ち、ぐるんと後から巻き上げてたたせる。
「情けないのぉ~

(笑)」って笑う奥で…どんな気持ちでいたんだろう…心が痛い…
皆が帰って寝るとき…
父さんに腕まくらしてもらって、
私は父さんに絡み付くようにして眠った…いや…眠れなかった…
この人がもうすぐ私の手から消えていなくなってしまう…
この温もりが…
この吐息が…
この匂いが…
この声が…
この柔らかさが…
もうすぐ…なくなってしまう…
嘘だ…
あり得ない…
次の日も、両家が集まり、
わいわいと楽しくすごし、お父さんはまた牡蠣を
「うんまっ

最高じゃ~

」と2、3個食べた。
お父さんのお誕生日だった。
その夜、病院に帰りたがらないお父さんはギリギリの時間までみんなとすごした。
「あ~

最高にたのしかった~


メチャメチャ楽しかったわ~

」
って、
何度も何度も噛み締めるように叫んで…
一人で歩けなくて、借りておいた車いすに乗せて、何とか病院に連れて帰った。2日点滴しないともう限界。これ以上家にいたら救急車呼ばなきゃ…
帰りが遅いので心配して待っていた看護婦さん。またまた父さんは点滴に繋がれた。
「父さん、これで少しは楽にまたなるからね

今夜はゆっくりお休みね


」
「おう

サンキュー

」
力無いくせに精一杯何ともないように振る舞って…
「明日また来るからね


」
「おう♪サンキューの


」
翌日…
お昼前に病院に行くと、
父さんは、急変していた…
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