我が家の駐車場に着いても車を降りれない父さん。
お腹が痛い…しんどい…
そのままに休ませて、私はたくさんの荷物を片付けた。
ようやく車から降り子供たちを支えにして歩いて家のなかに入るとすぐにトイレへ。
出てこない…
これは、着替えをさせないといけないな…「父さん、ジーンズはお腹もしんどいね~パジャマに着替えて病院行こう


」
トイレから出ると、ロッドやリールやボックスを並べてる前に倒れ込むように横たわった。
「あ~しんどかったぁ~

」
「大丈夫?

横になると気持ちいいでしょう

ね~


」
入院の準備はしていた。車にもう乗せている。出先でおかしくなったらすぐに病院に連れていきたかったから。
「よし

釣具を片付けるぞ!!母さん手伝ってくれ

」
「はいはい

」
「このロッドは~えいくんがくれただろ~

こうやってぇ、大事にこの袋に入れてくれ♪

」
「はいはい

こうでいい?

」
「このロッドは~じじにもらったやつですね~


長いんですね~

」
一本ずつ手にとって眺めふってみて、大事そうにケースに入れる。
「これは、母さんが買ってくれた高いヤツ


俺の大好きなロットなんですね~



これっ、見てみ♪えかろ~

最高ですわ~

」
「あそこのお店で買ったヤツね

めちゃめちゃ使ったねそれ

(笑)」
「お~

このロッドはよう使ったぜぇ~

めちゃめちゃ良かった

大事にここに入れて

」
14本のロッドを一つずつ私に説明しながら納めていく。時おり怠さと睡魔で、後ろにフラ~ッとなりながら、
限界の身体を起こし起こし、時間を惜しむように…
写真撮ろうか

父さんの釣具の前で父さんとってあげよう


すごい量だよこの釣具

さ、みんなも入って


みんなで写真を撮った。
カメラを覗くとフレームに、嬉しそうなお父さんがいる。
子供たちに囲まれて釣具に囲まれて、お父さんがいる。
たまらなかった…
病院に連れて帰りたくない…
でも、泣けなかった。
さ、もう父さん限界だよ

病院いこ

点滴繋いでもらったら少しは楽になるから

あとは、私が片付けとくからね

大きな4WD、自力で乗れないから、私が父さんの足を車まで上げておしりを持ち上げてあげる。
助手席に眠る父さん。
病院に連れていきたくない…
いや、病院に連れていかなきゃ、早く!
とてつもなく苦しかった。悲しかった。
着いてすぐに車イスを借りた。
もう動けない…父さん。
子供たちに荷物を任せて病室へ戻ると、看護士さんたちが待っていた様子でバタバタと点滴の準備を始めた。
「あ~ぁ…繋がれちゃった

」
「あ~ぁじゃないよ~

私はホットしたホットした

これで少しは体が楽になるからね

いい子いい子


」
いつもと変わらないように…
軽くおちゃらけた。
「ほら、眠たかったんでしょ

安心して寝んちゃい


気持ちいいでしょう~

また明日来るからね

」
父さんを病室へ残して車に乗ったら、
涙が…ポロ…ポロポロ…
子供たちいるのに…
ポロポロ…
家に帰って、まだ出しっぱなしの釣り道具の前に座って…
さっきまでここで嬉しそうに座っていた父さんがいなくて…
ポロポロ…
もっとここに居たかったよね…父さん
いてほしかったよ…父さん…
子供の前で初めて泣いた…
子供たち、戸惑って声もかけれずどこかに行っちゃった…
電話がなった。
父さんからだ!!
「姉ちゃんが、父さん大丈夫?母さんが泣いてるよってメールしてきたから…」
「え!?そうなん?いや、泣いてない泣いてない!!いや、父さんかわいそくなって、ちょっとうるっとなっただけなんだけどね

泣いてない泣いてない

(笑)どう調子は?少しは楽になった?」
こうして、怒濤の一泊外泊は終わりました。
とてつもない長文を読んで下さってありがとうこざいましたm(__)m
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