昆虫型宇宙人と、地球人が戦うという単純な話だが、主人公達の学生生活、入隊、実践、昇進など爽快なサクセスストーリーとなっている。爽快といっても、身体がちぎれたり、死体が散乱したりと微グロな部分もある。
映画内で入隊を煽るCMが繰り返されるが、この映画自体が、ひとつのCMとして機能しているという構造を持つ。不思議と映画を見終わった後は、昆虫達相手に戦争をしたくなるような衝動に駆られるのだ。アドレナリンがたっぷり分泌される。
ただ、本作の意図としては、戦争賛美ではなくて、軍事国家に対する風刺や、ブラックジョークの傾向が強いように思う。ジョークや冗談みたいなシステム、制度からでも、いくらでも美談は生まれる。その美談に昇華させることっていうのは、実は、結構、たやすく行われてしまうのではないかと感じた。