受賞作品の紹介もいよいよ大詰めです。

 今年の指定品種は、「玉冠」、「神代」、「大黒天」、「金牡丹」の4品種でした。

 金牡丹に良いものが出るのでは、と予想していましたが、残念ながら、大株ではありましたが、金牡丹?という芸の悪いものでした。

 本芸でないものに賞はやれない。とまた私が反対し、そうなると、美術株とは言えませんが、大黒天しかありませんでした。これは大サービスです。

 そして、最後に細辛未登録品ですが、今年は、6鉢ほど出品されいろいろ話題を提供してくれた中で、煌滄が選ばれました。

 コウソウと読みます。煌滄は、以前雑誌にも紹介されたことがありますが、蝶と葉全体に白斑が入って、紺谷を現すのが本芸のようです。

 ただ、ほとんど増えていないとのことで、増殖が待たれます。

 第52回古典園芸植物美術品評大会の入賞品種の紹介は、以上です。