最近NMNという抗老化物質が注目を集めています。
NMNはニコチンアシド・モノ・ヌクレオチドの略で今井眞一郎教授の実験により、加齢に伴って起こる遺伝子の変化が抑えられるなど、抗老化効果が見られたそうです。
NMNは体内でも作られるが、老化すると減ってきます。ブロッコリー、枝豆、アボガド、トマトなどの食品にも含まれていますが、実験で有意に効果があった量に比べると非常に微量で老化を防止するには足りません。
NMNは体内に吸収されるとすぐにNAD(ニコチンアミド・アデニン・ジヌクレオチド)という、私たちが生きていく上で欠かせない補酵素と言う物質に変換され、それによってサーチュインが活性化して老化防止効果が出てきます。サーチュインというのは老化や寿命をコントロールする酵素で、日本ではその遺伝子は長寿遺伝子と呼ばれています。
人にとって効果があるNMNの摂取量は1日100~300mgと言われ、NADが一番使われる昼間に増えるように朝に摂取するのが望ましいのです。
一方5-ALAとは5-アミノレブリン酸(ファイブエーエルエー、あるいはアラとも呼びます)のことを指します。
植物では葉緑体のもととなり、動物ではヘムという物質のもととなります。
酸素を全身に行き渡らせるヘモグロビンに含まれていて、酸素とヘムが結合したり離れたりすることにより、酸素が全身に運ばれます。
ヘムは食物からエネルギーを取り出す生命活動の根本を担う中心的物質なので、5-ALAが無ければエネルギーを取り出すことができず、活動すらできません。
5-ALA(5-アミノレブリン酸)を摂取することにより、エネルギー(ATP)の増加が見込めます。
エネルギー源であるATP(アデノシン三リン酸)の増加によって見込めるのがまず、血糖値の改善です。
また、筋肉の活動に必要なエネルギーが増加し、体力や持久力向上が期待でき、疲労感の軽減につながります。
またエネルギーの低下による気分の低下やストレス感も低減し、心の安定感を保つことにもつながります。
更に、免疫力の向上、鬱の改善、肝臓機能の維持向上、スポーツパフォーマンスの向上などの効果も見込まれます。
5-ALAは20世紀半ばに発見されてから科学的に合成することが研究されてきていますが、初期の5-ALAの合成は大変煩雑で、プラチナと同じくらい高価なものでした。
その後日本では微生物発酵技術による生産が盛んに研究され、故・佐々木健博士(広島国際学院大学 元学長)らが発明した光合成細菌「ロドバクター・スフェロイデス」を用いた方法が先駆けて実用化された他、日本発のうま味調味料生産に使われる微生物「コリネバクテリウム・グルタミカム」や非病原性の大腸菌により、より高い効率での生産が可能となっています。日本の5-ALAは発酵食品なのです。s
日本には様々な発酵食文化があり、日本人は発酵食品を作る歴史も長いので、発酵食品という発想も生まれるし、人々も昔からいろいろな老化防止成分を摂っていたのかもしれませんね。
私ももう3ヶ月ぐらい飲んでいますが、1ヶ月目ぐらいからからだ全体がパワフルになったのを感じます。
写真は飲んでいる5-ALAプラスNMNのボトルです。