【口腔外科】上顎洞粘液貯留嚢胞(116D61,108C48)おまけの医師国家試験117C23 | 歯科医師国家試験 臨床問題を熱く語るブログ

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先週都内某所から撮影しました。

こう遠目に見ると、麻布台ヒルズと東京タワーはほとんど同じ高さってよくわかりますね。

 

 

夜バージョンはこちら!

 

 

今回は116D61を取り上げます。

臨床的に結構重要な問題です!

【116D61のコメント】

パノラマ&CBCTの画像を見ると、ドーム状の不透過像があります。

あと症状が無い。

この瞬間、上顎洞粘液貯留嚢胞で決まりです。

経過観察です。

秒殺で解答する問題でした。

 

上顎洞粘液貯留嚢胞は108C48で出題されていましたからね、、、

そもそも診断名がわからなかった方も多いみたいですけど、108で出ていたわけですよ。

やっぱ過去問研究って重要ですよね。

 

【108C48のコメント】

CT像を見るとお分かりのとおりです。ドーム状の不透過像があります。

典型的な上顎洞粘液貯留嚢胞です。

(問題文に「自覚症状がない」と書かれていることもヒントでした)

上顎洞粘液貯留嚢胞は粘液嚢胞の仲間です。

したがって、eが〇になります。

 

 

上顎洞粘液貯留嚢胞は実際の臨床で割と遭遇しますので、わかんないとマズイと思う。

こういうのわかんない人、知らない人って歯医者になった後に大丈夫なのかな?って正直思ってしまいます。

そんなに教えてくれないよ。

 

僕の感想としては、116D61は衝撃の正答率でした。45%くらい。

 

最近の国試って、正答率が悪い問題をmodifyして、次の年に再出題することがあります。

例えば、111A49でメタルコアの問題が出題されたのですが、異様に正答率が低くて(10%くらい)、112B69でレジンコアの問題が出題されました。

というわけで、上顎洞粘液貯留嚢胞は117で再出題される可能性大ですよ。

 

最後におまけ!

2023年の医師国家試験(117C23)です。

 

 

もちろん答えはcです。

ちなみに医師国家試験の正答率は80%くらいでした。

 

あ、さっき言ってた111A49と112B69はこちらの動画で説明しています。