昨日2020年9月14日に自民党総裁選が行われ、菅義偉官房長官が新しい総裁に決まりました。
日本は統治システムとして議院内閣制を採用していますので、与党の代表者が新しい内閣総理大臣に選出されることは確実で、事実上菅総理が誕生したことになります。
ちなみに統治システムとして有名なものは、議院内閣制と大統領制です。
これはシステムの問題でどちらが正しいのかはわかりません(正解はありません)。
AndoroidとiPhone、WinとMacのどっちがよいのかはわからないのと同じです。
好みの問題、使い方の問題になります。
さて、大方の予想通り菅さんが377票と圧勝でしたが、岸田さんと石破さんの横一線で拮抗していると言われており、二位争いが注目されていました。
岸田さんの得票数が89票。石破さんの得票数が68票と岸田さんが石破さんに21票差をつけて二位になりました。
この結果を見て思うことは岸田さんは次につながる良い負け方をしたが、石破さんは次につながらない悪い負け方をしたということです。
今回は国会議員票がメインでしたので、石破さんは党内に味方が少ないということが露呈してしまったからです。
前述しましたが日本は議院内閣制ですので、国会と内閣が協調できなければ法案を通過させることもできず、政策を実現することができません。
政権運営においては、与党内の支持基盤が強い人物であるかどうかが重要になってくるわけで、石破さんは今後総裁選に再出馬できるのかどうかもあやしくなってきました。
ちなみに以前患者さんだった某野党第一党の衆議院議員と飲みにいったときに聞いた話だと、岸田さんはいい人なんだそうです。
その野党の衆議院議員は岸田さんと一緒に仕事をしたことがあるそうなのですが、きちんとしている方だと言っておりました。
・・・さて、ここからは国試、CBTの話です。
過去問や模試問題を解くときに間違うのは良いとして、考えるべきは間違い方です。
悪い間違い方は、
①多数派がとても選択しないような選択肢を選ぶ
②問題文の読み落としや勝手な思い込み
③マークミス
④過去の記憶をたどって無理やり力技で解く
良い間違い方は、
①思考過程は途中まで合っているが最後の2択で間違った
②間違っているが多数派の思考に乗れている(正答率が低い問題ですね)
③わからないなりに考えて解いている。グルーピングや消去法を駆使している。
こんなところでしょうか。
【まとめ】
自民党総裁選の話から始まり、長くなってきました、すみません。
まあつまり何が言いたいのかというと、間違い方には2通りあるので、そこもきちんと分析しましょうということです。
ここを分析しないと思考過程が修正されないわけで、何年たっても合格できないという事態が起こり得ます。
模試はあくまでも模試です。
模試の点数が良くても本番で点数がとれない人がたくさんいるのが現実でしょう。
だから私は授業でも言っていますが模試の点数は参考データであり、あまり気にしていません。
(平均点の死守は重要ですよ!多数派に乗れているかどうかということなので)
点数だけに一喜一憂するのではなく、その中身をきちんと分析してください。
ちなみに政治マンガといえば、弘兼憲史さんの加治隆介の議ですね。