111回国試 合格体験記その6(自宅浪人生、国立大学) | 歯科医師国家試験 臨床問題を熱く語るブログ

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111回歯科医師国家試験 合格体験記その6

 

ハンドルネーム:NKさん
出身大学:国立大学歯学部
受験回数:2回(110回、111回)

 

dentalkokushiから:

NKさんは110回国試に大変惜しい成績で不合格となり、自宅浪人を経て111回国試でリベンジ合格されました。

NKさんはアルバイトもしながら勉強されており、上手に時間を利用していたのが印象的です。

 

国立大学の場合、不合格になる人があまりいないので、落ち込むレベルが半端ないと思います。

(dentalkokushiは国立出身なので状況はよく理解しているつもりです)

 

しかし、もう不合格という結果は仕方がないので、112回国試に向けて気を取り直して勉強を進めるという姿勢が重要です。

 

国公立大学も浪人生の合格率はあまりよくありません。

まず111回国試の見直しから進めて、112回国試でなんとしても合格するという強い気持ちをもって正しい方向性で勉強を進めてください。



1 はじめに
この1年間は予備校には通わず、大学の研究室に机をお借りして勉強していました。
予備校に通わずに頑張ろうとしている受験生にとって少しでも参考になれば幸いです。

 

 

2 国立大学卒業生で現役時に不合格となった方へのメッセージ

国立の場合、現役で合格するのが当たり前という雰囲気があり、国試に落ちる同級生がほとんどいないので、すごく落ち込んだり不安になると思います。

でも毎日コツコツ正しい方向性で勉強を進めていけば、確実にリベンジ合格できると思います。

 

国立大学卒業生の場合、予備校に本科生として通学する人は少数派だと思います。

私の場合は講習は受講していましたが、本科生ではありませんでした。

今回の結果を見ると予備校に通学するかどうかは関係ないと思います。

(私の大学の場合、予備校に行った人は全員不合格になってました。国立は人数が少ないのですぐにわかります。)

 

開き直って1年間アルバイト沢山するとか、今までできなかったことをしてみるとか、勉強以外に楽しいことを見つけて開き直ることも大事かと思いました。

 

国立大学の方の場合、予備校に行くまでもないが、たまにいろいろ質問したいという方が多いと思います。

dentalkokushi先生はそのようなリクエストにも応えてくれます! 私としては大変助かりました。

 


3 現役時の反省
110回ではB領域で3点足りずに不合格になりました。
今考えると、過去問をなんとなく2、3周する勉強をしていたため、臨床問題において「なぜこの答えに導かれるのか」といった考え方・解き方の理解が不足していたように感じます。

4 dentalkokushi先生の授業について
現役時からブログを拝見していたので、不合格後すぐに連絡をして無料カウンセリングをしていただきました。
無料カウンセリングでは110回国試の復習の方法だけでなく、この1年の過ごし方までアドバイスをしていただけたので、4月から気持ちを切り替えて勉強を始めるよいきっかけなりました。

自分の場合、自分自身で勉強をしていて、わからないことをまとめてdentalkokushi先生に聞くというスタイルでしたので、「スパルタゼミ」の受講頻度は月に1~2回でした。
 

8月までは107~110回の過去問の復習・分析を行っていました。
dentalkokushi先生は臨床経験が豊富なので、自分で過去問集を解いているだけではわからない知識、考え方、臨床をする上での常識などを教えていただけました。臨床問題が苦手だった自分にとって、とても有意義でした。

111回ではC領域が難化しましたが、本番でも特に動揺することなく問題を解くことができたのはスパルタゼミのおかげだと思っています。

9月からは本番で未出題の事項の確認、本番の予想、模試の復習を中心に講義をしていただきました。
いろいろな問題から得るべき知識や考え方を教えていただけたので、とても効率的に勉強を進めることが出来ました。


5 浪人時の生活
平日は朝9時に大学の研究室に行って17時まで勉強する生活を送り、夜は野球を見たり、ゲームをしたりしてリラックスしていました。
自分の場合、夜は勉強しないと決めていました。

その分を日中の勉強に集中しようと考えていたのです。

これはメリハリのある生活のために役立ちました。

アルバイトをした方が良いという先生の勧めもあり、大学のOBの診療室で週1~2日で歯科助手のアルバイトをしました。
歯科助手のアルバイトは歯科用セメントや印象材の性質、器具の名称、デンタルX線撮影の失敗原因の記憶・理解に非常に役立ったと思います。気分転換にもなり、とても助かりました。


6 使用した参考書
①Answerシリーズ(107~110回)(医学評論社)
 

②「公衆衛生がみえる」(MEDIC MEDIA)
 

③「薬がみえる」Vol 1~3(MEDIC MEDIA)
薬物の作用だけでなく、全身疾患についても詳しく、わかりやすく記載されています。

ブログでも度々すすめられていますが、やはりおすすめです。
 

④「歯科国試パーフェクトマスター」の矯正歯科、小児歯科(医歯薬出版)
器具や装置の写真が豊富です。特に矯正の点数向上に役立ちました。

 

⑤「パーシャルデンチャーテクニック」や「クラウンブリッジテクニック」(医歯薬出版)は補綴物の制作手順が写真付きで載っていてとても見やすいです。順序問題が苦手な方にはおすすめです。
医歯薬出版の本は国試ネタ本と感じることがあるので、一応チェックしておくべきでしょう。



7 最後に
必修1点足りなかった、臨床問題1問分及ばずに不合格になってしまった、そんな受験生はたくさんいると思いますし、落ち込みも激しいと思います。

僕もB領域の臨床問題が1問足りずに落ちてしまったのでその気持ちは痛いほどわかります。
 

しかしこの1年、dentalkokushi先生のみならず母校の様々な先生方やバイト先の先生方、衛生士さん達にお会いすることができたり、浪人仲間と一緒に勉強して仲良くなることができたりして交友関係を大きく広げることができました。

国試勉強をしていて「ここ勘違いしてたな。このまま歯医者やってたら、やばかったかも・・・」なんて思うこともありました。
 

国試浪人は確かに辛いです。

でも、決して無駄な時間だったり、不必要な遅れでもはないと思うのです。


この1年間、一生懸命勉強して、たまにアルバイトして、ほんの少しだけ遊んで、合格した時に楽しい1年だったなと思えるように過ごしていただけたらと思います。