111回国試 合格体験記その5(働きながらの国試勉強) | 歯科医師国家試験 臨床問題を熱く語るブログ

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111回歯科医師国家試験 合格体験記その5

 

ハンドルネーム:ほこりま
出身大学:東日本の私立大学歯学部

受験回数:5回(107、108、109、110、111回)

dentalkokushiから:

ほこりまさんは予備校通学→自宅浪人を経て、111回国試で合格されました。

 

予備校に通学した経験もありましたが、最後は「スパルタゼミ」を受講して合格されました。

ほこりまさんの凄いところは、働きながら勉強を続けていたことです。

浪人生の多くはアルバイト等をせずに受験勉強のみをしていることが多いと思われるのですが、ほこりまさんは勉強と仕事を両立させて頑張っていました。

受験生の皆さんには、働きながら勉強して合格したほこりまさんの姿勢を是非見習って頂きたいと思います。

 

実はD問題を解いているときに眼鏡が壊れるというちょっとした(?)ハプニングもあったのですが、A~C問題の正答率が良かったため合否に影響がありませんでした。

これは、ほこりまさんの得点力がアップしていたことによるものだと考えられます。

 

浪人生活が長くてもきちんと成績は上がりますし、合格できます。

浪人生活が長い方も112回国試合格を目指して頑張って頂きたいです。



1 はじめに

私は5回目の受験となる111回で合格しましたが、最後の2年間は働きながら国試勉強をしていました。

働きながら勉強をしている人はほとんどいないと思いますので、あまり参考になる合格体験記ではないかもしれません。

しかも今回111回のD問題を解いている最中に眼鏡が壊れて問題文を読むのが困難になるというハプニングもあり、受験勉強の最後に大変な修羅場が待っていました(笑)

 

dentalkokushi先生の講義を受けたのは109回国試に不合格になってからで、2016年からでした。

先生には足かけ2年弱お世話になったことになります。


浪人すると予備校に行かれる方が多いと思います。

私も一度予備校に通学したことがあるのですが、結果が出なかったためその後は予備校には行っていません。
予備校に行かず、自宅で浪人をする予定の人は少しだけ参考にしてください。


2 働きながらの国試勉強
まず4月から8月まで毎日働きました。

職種はナイショ。
ここが普通の受験生とは違うところだと思います。


私の場合、親からの援助は期待できなかったため、4月から8月まで毎日働くことで来年2月までの生活費と必要経費をまず確保します。
あらかじめ先生の講義の単価や模試の受験料、国家試験の受験料、宿泊費は調べれば全て事前に把握できます。

このような経緯があったため、「スパルタゼミ」のスタートはちょっと遅めの8月からにしてもらっていました。
まず、先生にわからないことの質問をして、衛生系やCAD/CAM、インプラント関係の最新のトピックスを仕入れます。

その後はいろいろな問題の解説を行って頂きました。


3 受験生へのメッセージ
模試では成績上位でも、国家試験で落ちてしまう方!
私もそうだったのでよくわかります。
私も毎年、数点で落ちました。
模試では点数がとれるのに、本番で必修と一般があまり取れない。

そこでいろいろ工夫をすることにしました。

「スパルタゼミ」の受講もそのひとつだったのですが、YouTubeも活用していました。
免疫や薬理、生理などを面白くアニメーションで解説してる動画があったりしますので、それをYouTubeで見て、わからない事項を調べて知識として蓄えていました。

「スパルタゼミ」で使っていますが、「公衆衛生がみえる」「薬がみえる」はやはり使えます。

おすすめです。

そんなわけで、私の場合ひたすら一般と必修対策をやっていました。
臨実は自信があったのであまりやりませんでした。
大学の臨床実習をかなり熱心に取り組んでいたため、どの受験生より臨床ケースは見てきたという自信があったからです。
これは最後まで私の強みになりました。

dentalkokushi先生にも「一般対策を中心に授業をお願いします!」というリクエストを出していたので、臨床系の問題を解いてる途中でも一般知識に派生してどんどん違う所に話が飛ぶこともありました。
これも国家試験の実戦的なトレーニングとしては良かったと思います。

あとやったこととは、直前期にブループリントを見まくってかきこんでました。 

国試本番では迷ったらブループリントの単語を選ぶようにもしました。
少ない武器で最大限の力を出せるように考えて直前期間は過ごしました。
 

 

4 不安になったこと

①私の場合、予備校に行って逆に不安になったことがありました。

絶対に同じ気持ちになった人いると思います。

・周りに急に伸びる奴が出現して焦る
・正答率、識別指数に悩まされる
・情報が偏る

②同じ問題を同じプロセスで間違えるときの焦り。
直前期は同じ問題は解かないようにしてた。

 

 

5 最後に

多浪生でも、働きながらでも、予備校に行かなくても合格できます。

結局は本番で問題を解くのは自分なのです。

合格したいという気持ちと最後まであきらめないという気持ちがあれば合格できます。

 

さすがに本番で眼鏡が壊れたときはビビりましたが、成績通知書を見ると過去最高のスゴイ成績でした。

D問題の最後20問は壊滅的でしたが、それまでの問題が良くできていたんだと思います。

前半満点近くとれてたのと今年から問題が均等配分されてたのがよかったのかもしれませんね!

 

あと心がけていたことはいつも初見のように解く気持ちです。

過去問と同じ問題は出ないので、昔見た問題を思い出して、影響されるのはよくありません。


私は宅浪でしたので情報の仕入れる場所が先生のみでした。
それでは少ないかも?って心配されるかも知れませんが問題ないです。

全範囲を教えることができる先生はなかなかいません。

そして、日付が変わる夜遅い時間までスカイプでとことん付き合ってくれる先生はdentalkokushi先生以外にはいないと思います。


もちろん先生もわからないことは当然あります。

でも先生はわからないことを隠さずわからないと言ってくれますし、授業が終わった後に調べてLINEで教えてくれます。

dentalkokushi先生、約2年間本当にありがとうございました。

 

最後にスラムダンクの安西先生の有名な言葉で締めくくりたいと思います。

・・・あきらめたらそこで試合終了ですよ