ハンドメイドなどの趣味にも使える、歯科技工士の道具を紹介します! | dental-techniqueのブログ

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元歯科技工士が自らの経験を踏まえて、歯科関係のお話を綴っています。

今回は、歯科技工士が普段使っている道具にはどんなものがあるのかを紹介したいと思います。

 

趣味のハンドメイドで作品を作っている方で、もう少しここをこうしたいのにいい道具がない、なんてことはありませんか?

 

それ、もしかしたら歯科技工士さん達が普段使っている道具の中に、意外なヒントがあるかもしれませんよ。

 

でもそんな専門的な道具なんて、一般人では買えないんじゃないの?と思っている人。

 

そんなことはありません。

 

お金さえあれば誰でも購入することが可能です。

 

見ているだけでも楽しいと思うので、ぜひ何かの参考にでもしていってください。

 

 

ハンドメイドにも使える歯科技工士の道具

 

 

まずはこちら、

 

 

「モノタロウ」というサイトから。

 

 

何かを削る作業には必須「マイクログラインダー」

 

歯科技工士さんが作業をするときには、無くてはならない基本中の道具です。

 

この他の呼び方として、「エンジン」や「リューター」、「ハンドピース」などとも呼んでいました。

 

回転速度は、ツマミにて調整するのが基本ですが、足で踏むフットペダルがついているものもあります。

 

 

 

グラインダーの先につけるもの


グラインダーを購入しただけでは、何もできません。

 

その先につける道具が必要です。

 

これはほんの一例ですが、この他にもたくさんの切削道具や研磨に使う道具があり、用途によって様々な加工道具を使い分けていきます。

 

 

 

ワックスなどを溶かすときにつかうヘラ・スパチュラ

 

 

先の平らなヘラは主に義歯を作製するときに使っていたものですが、個人的なハンドメイド作品でということなら、ここまで大きいものはいらないかもしれませんね。

 

先端の細いスパチュラであれば、気泡を潰したり、細かいところの形成などに使うことができると思います。

 

 

 

エバンスは歯科関係者にしか売っていない

 

 

僕が今また個人的に欲しいと思っていたエバンス。

 

しかし、どのサイトにも歯科関係者には売っていても、個人向けには売っていないようです。

 

これは左の先が彫刻刀となっていて、切ったり形成したりする作業に使います。

 

反対の右側は耳かきの形となっていて、こちらも形成するときに使います。

 

どうしても欲しい方は、メルカリでも出品しているのでそちらで購入するか、直接「P・D・Rオンライン」というサイトに問い合わせるのもいいと思います。

 

 

 

歯科関係のハンドメイド作品

 

例えば、現在取り扱いをされていないようですが、こちらの歯型トレーを使って、先ほど紹介した道具などを使うと、

上手な疑似入れ歯を作ることなんかもできます。

 


 

出典:いいモノ調査隊員K

 

これでも十分ですが、僕なら歯肉形成といってもっとリアルな形態へと仕上げますね。

 

※これは本物の入れ歯です(笑)

 

とにかく、自分にとって使いやすい道具さえあれば、どんなものでも作ることができて楽しめるのがハンドメイドのいいところ。

 

もし、ハンドメイド作品を作ることに慣れてきたら、今度は販売をしてみるのも楽しいかもしれません。

 

そのときのために販売サイトを紹介しておきます。

 

 

minne(ミンネ)

 

GMOペポパ株式会社が運営する、国内最大級のハンドメイド通販サイトです。

 

国内のみならず海外販売にも対応しています。

 

もし、自分で作った作品が売れたのなら、嬉しくて更に作成意欲が湧きますね!

 

 

BASS(ベース)

 

BASE株式会社が運営する、簡単にネットショップを開設できるサービスです。

 

機能の使い方や運営のコツなど様々なサポートもあります。

 

minneなどで販売に慣れてきたら、次のステップとして自分のお店をもってみたい人におすすめです。

 

 

まとめ

 

歯科技工士が使っている道具といっても、特に扱いが難しいようなものではありません。

 

ただグラインダーの先に道具をつけた状態で、最速で回転させるとケガをすることにもなりかねないので、そこのところは気をつけてください。

 

道具や材料がそろってくると、少しずつ作りたいもののバリエーションが増えて楽しくなっていくことでしょう。

 

ぜひあなただけの作品を作って楽しんでみてください。

 

では、また。