2024年9月公開作品。
1988年に公開された『ビートルジュース』の36年越しの続編です。
大好きなティム・バートン監督の久しぶりの劇場作品(2019年公開の『ダンボ』以来)ですので、ワクワクしながらの観賞となりました。
この先ネタバレ有り、注意!!!!!
映画の始まりは田舎町の空撮、前作を思い起こさせるショットにダニー・エルフマンさんの楽曲が流れ、一気に映画の世界に入り込みました。
いつもながらティム・バートン監督の映画は音楽が素晴らしいです。
劇中に流れる歌の数々も最高です。
特にウケたのがソウルトレインのシーン。
笑いが止まらなくなりました。
ウィノナ・ライダーさん演じるリディアは、前作の不思議な雰囲気は残しつつ、一人娘のアストリッドとの関係に悩む母親となっていました。
難しい役どころを好演しています。
前作の主役だった夫婦の幽霊は無事に成仏して登場しません。
ビートルジュースは前作よりもかなり登場時間は多いです。
マイケル・キートンさんの怪演は最高です。
36年ぶりの続編ですが、VFXは最小限の使用で、全編、前作の特殊効果の雰囲気を残しているので、懐かしい気持ちにさせられます。
様々な個性的なキャラクターが登場しますが、特に頭が干し首のボブが印象に残ります。
エンドロールのあのクレジットには笑いました。
ティム・バートン監督のイマジネーション全開の最高のホラーコメディでした。
と、全力で絶賛したいところですが、物語的には色々と詰め込んでまとまりが良くないと感じる方もいるかと思います。
私はそれを含めてのティム・バートン監督作品の魅力だと思うのですが。
ラスボス感満載のドロレスが終盤、あっさりと退場するのも私は気になりませんでしたが、賛否分かれそうな気がします。
あと、前作よりもホラー色が強めなので、ホラーが苦手な方は注意が必要です。
特にラストのアレは子供は本気で怖がるのではないでしょうか。
私には最高の映画でした。
ティム・バートン監督の作品が好きな方ならば、確実に楽しめると思います。