2026年9月公開作品。
門脇康平監督によるオリジナルのアニメーション映画です。
今月はスケジュール的に残り一本しか映画を観に行けない状況でしたので、この映画か『藁にもすがる獣たち』かで悩みました(今月はあと一日だけ休みはあるのですが、その日は用事があるのです)。
で、前評判の高かったこの作品を観に行くことにしました。
『藁にもすがる獣たち』はタイミングが合えば来月観に行こうと思っています。
この先ネタバレ有り、注意!!!!!!!!!!
私にはなぜこの映画がこれほど前評判が高いのか理解出来ませんでした。
これならば『藁にもすがる獣たち』を観に行けば良かったと後悔。
前半の主人公の後藤翼がとにかく最低なヤツで、観ていて感情移入できる余地がありませんでした。
本当に不快でしかありませんでした。
後半は主人公が星暁太郎に変わり、前半の物語の種明かし的な展開になるのですが、これも意外性がなく、また暁太郎も観ていてイライラするような人間でこちらも感情移入の余地がありませんでした。
こんな2人の交流を2時間かけて長々と見せられて、本当に不快すぎました。
とはいえ、これだけ評価が高いのですから、私のように感じるのは少数派で、世の中の大半の人はこの2人の物語に自らの人生を重ね合わせて共感することが出来るのでしょう。
きっと、この2人に感情移入できない私の方がおかしいのです。
ですが、たとえ私が少数派でも、こんなキャラクターたちに感情移入できない人間で良かったとも思います。
物語的にも似たような映画は国内外問わず過去にいくつもあり、目新しさはありません。
暁太郎の落ちぶれた生活ぶりも、いかにもテンプレート的でリアリティが全くありません。
さんざん書きましたが、良かったと思える点もあります。
まずは映像。
これは素晴らしかったです。
というか、個人的にはこれくらいしか褒める要素がありません。
ですが、これもここまで実写に寄せた映像にされると、もはやアニメである必要性がない気がします。
これならば実写でやれば良いのにと思ってしまいました。
あと、ダラダラした切れの悪い終盤の後に訪れるラストシーンも悪くなかったです。
が、これも、あれだけの仕打ちをうけてなお翼を許そうとする暁太郎には呆れますし、暁太郎の「じゃあね」に答える翼の図々しさも気分が悪いです。
正直、私的には嫌いなタイプの映画でした。
ですが、最後まで退屈せずに観られたのも確かです。
決してつまらない作品ではありません。
気になっている方は、私の評価など無視して、ぜひ映画館でご覧になって下さい。