2024年7月公開作品。

 

『デッドプール』シリーズの第三弾で、X-MENのウルヴァリンが登場する作品です。

 

ちょっと心の調子の良くない状態で観賞しましたので、評価が辛めになっているかもしれません。

 

この作品が好きな方、すみません。

 

この先ネタバレ有り、注意!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

2017年に公開された『LOGAN/ローガン』で最期を遂げたウルヴァリンを今作でどのように復活させるのか、その手段はまたしてもマルチバースでした。

 

本作がマルチバースものだと分かると、私の本作への興味は失望へと変わりました。

 

ですが、制作側もそれは理解していたらしく、作中でデッドプールにマルチバースに関する批判をさせています。

 

本作、物語的には大して面白くも無いのですが、デッドプールのキャラクターとウルヴァリンの登場によって、どうにか最期まで退屈せずに観ることが出来ました。

 

マーベルの他作品のキャラクターや小道具もサプライズで登場します。

 

アベンジャーズの面々もほとんどは過去作の映像ですが登場します。

 

ソーとデッドプールのシーンは今後の展開に影響するのか気になるところ。

 

前述した『LOGAN/ローガン』の後日譚的なエピソードもありますので、こちらの作品を観賞されていた方がより楽しめるのではないかと思います。

 

マルチバースのデッドプール軍団とデッドプール&ウルヴァリンが戦うシーンは、2023年に公開された『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』を思い起こさせるような演出で、イマイチ新鮮味に欠けました。

 

アクションシーンはデッドプールらしくバイオレンスな描写が満載です。

 

本作からディズニー製作に変わったことで不安の声がありましたが、思っていたよりは攻めた演出の作品だったと思います。

 

ドッグプールという犬が登場するのですが、この犬、作中では可愛いと言われていましたが、個人的にはあの犬のどこが可愛いのかさっぱり理解できませんでした。

 

舌をだらりと垂らして、観ていて気持ち悪かったです。

 

デッドプールのキャラクターの面白さが無ければ、物語的には低評価のアメコミ映画になっていたと思います。

 

個人的にはもっとストーリーで楽しませて欲しかった気もしますが、予告編を観て気になった方は観て損をしない作品には仕上がっていると思います。