2025年12月公開作品。
ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』シリーズ第三弾になります。
前作『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』は、それなりに面白くはあったのですが、個人的には続きを観たいと思わせるほどの物語ではありませんでした。
ですので、今作は観ようか悩んだのですが、映画ファンとしてやはり劇場で観なくてはいけないという勝手な使命感で観ることにしました。
この先ネタバレ有り、注意!!!!!!!
今作は二作目よりも楽しめました。
物語の展開が前作よりも工夫されており、197分の大長編にも関わらず退屈する暇もありませんでした。
前作で気になった捕鯨批判は本作にもありますが、前作のようなあからさまな日本批判が無かったので、不快な気分にはなりませんでした。
キャラクター的には新しく火の民・アッシュが登場し、その首領であるヴァランが特に印象に残ります。
序盤、ジェイクと宿敵クォリッチが手を組んで、息子であるスパイダーを救出する展開はベタではありますが、こういう宿敵同士の共闘は観ていて盛り上がります。
今作は人間ドラマが良く出来ていたと思います。
もちろん映像的にも最高峰のものを見せてくれます。
アクションもこれまでのシリーズと同じくらいのレベルで楽しませてくれます。
三作目で、しかも3時間越えの長編にもかかわらず、飽きることなく最後まで見る事が出来たのは高く評価できます。
これまでシリーズを観てきた方ならば、本作も劇場で観ることをオススメします。
まだまだ続編を作る気満々なラストで、自害したクォリッチもおそらくヴァランに救助されていることでしょう。
よくよく考えるとドラマ的にはさほど進展してはいないのですが、それでも観賞後に満足できる作品に仕上がっていました。
ですが、やはりもう少し上映時間を短くして欲しいというのが個人的な望みです。
とはいえ、面白かったので、次回作も劇場で観てもいいかなと思っています。
気になっている方はぜひ劇場でご覧になってください。