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伝世舎のブログ

日々是好日

 前回お知らせしましたが、10月3日から開催している「東洋文庫の北斎展」でコラボレーション展示をさせて頂いています。

 11月27日からは前半の油画と染織の修復に変わって、東洋書画と写真の修復の展示に変わりました。皆様ぜひご覧ください。

 

 そして、11月30日(土)にワークショップ「変わり屏風を作ろう!」を開催しました。

日本の伝統的な調度品である、屏風(びょうぶ)。

屛風の番(つがい)は金具ではなく、「紙」できています。今回はその仕組みを使って、縦と横に開くと絵が変わる、変わり屏風を作りました。

縦に開くとクリスマス用に、橫に開くと正月用にと工夫したものになっています。

 

変わり屏風完成写真。縦にも横にも開きます。

 

 始めに屏風の構造についてお話ししてから、作業に取り掛かります。とは言っても完成品の形は分かっても、工程途中では何をやっているのかは分からず、こちらの説明通りに進めていくしかありません。

 

ワークショップ会場風景

 

 そうして取りあえず番を貼り込んだ後、恐る恐る開いてみると驚きの声が。誰も大失敗をせずにちゃんと開くことができました。

 裏面に好きな千代紙を貼り、クリスマスっぽいシールを貼ると完成です。

 ちなみにアレンジをするとこの写真のようになります。

 

ちょっとアレンジでクリスマス。

 

そしてお正月気分。

 

 大人、子供に係わらず、皆さんに満足して頂けて私たちもホッとしました。

 また、何か機会がありましたら開催したいと思っています。

 

 そして12月8日(日)には、紙本修復家で修復のお仕事展メンバーによる 「フレームで絵葉書を飾ろう!」を開催します。

大切な絵や写真を画鋲やテープで壁に貼っていませんか?

美術館で使われているフレーム(ブック型マット)の方法で、今回展示してあります浮世絵、「諸国瀧廻り」のポストカードのフレームを作ります。

出来上がりは写真のようになります。

 

ブックマウントにヒンジ付けで作成します。

 

完成するとこんな感じです。

 

時間は①11:00~12:30 ②14:00~15:30の2回

 対象年齢:小学3年制以上 各回定員 20名

参加費:1000円(入館料別途)

 ※ワークショップはすべて事前のお申込が必要です。お申込方法等、詳しくは東洋文庫ミュージアムのホームページをご覧ください。
http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/workshop/workshop_list.php

定員に数達した場合には締め切りとさせて頂きますが、当日余裕があれば飛び入り参加も可能です。

また、近くの六義園では12月12日(木)まで、日没から21時まで(通常の開園時館は17時まで)ライトアップが行われています(最終入園20時30分)。

また「東洋文庫&六義園コンビチケット」も用意してあります。

こちらは通常ですと東洋文庫¥900+六義園¥300=¥1200でのご案内のところ、2つあわせて¥1000でお楽しみいただけるお得なチケットです。

ぜひご活用下さい。

 

よろしくお願い申し上げます。

 今年は開催されていない「修復のお仕事展」ですが、実はひっそりと東洋文庫ミュージアムでコラボレーション展示を行っています。
 現在、東洋文庫ミュージアムでは「東洋文庫の北斎展」が開催されています。詳しくは以下のURLをご覧下さい。
 東洋文庫ミュージアム「東洋文庫の北斎展」
 〒113-0021 東京都文京区本駒込2-28-21 Tel.03-3942-0280
 会 期:2019年10月3日(木)~2020年1月13日(月・祝日)
 http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/museum_index.php
 
 サブタイトルに「あの絵はないけど、これがある!!」とあるように、誰でも思い浮かぶ作品は少ないのですが、目にする機会の少ない作品などが展示され、東洋文庫ならではの展覧会となっています。
 この一角、1階の展示室に向かう階段下のスペースで、東洋文庫×修復のお仕事展 コラボレーション展示が開催されています。
 これは修復に関する展示で、東洋文庫からは文書修復を中心に、修復のお仕事展からは前半が油画と染織の修復、後半に東洋書画と写真の修復を展示します。
 修復に使う道具類と、小さなモニターではありますが、それぞれの修復工程をスライドショーでお目にかけます。
 入れ替え時期は未定ですが、決まり次第お知らせします。
 
 また「東洋文庫×修復のお仕事展 ワークショップ」も開催されます。詳細配下の通り。
 「東洋文庫×修復のお仕事展 ワークショップ」
 ◇変わり屏風を作ろう!◇
 日 時:11月30日(土)
① 11:00~12:30 ②14:00~15:30
 対象年齢:小学3年制以上 各回定員 20名
   参加費:1000円(入館料別途)
   ◇フレームで絵はがきを飾ろう!◇
   日 時:12月8日(日)
① 11:00~12:30 ②14:00~15:30
   対象年齢:小学3年制以上 各回定員 20名
   参加費:1000円(入館料別途)
   ※ワークショップはすべて事前のお申込が必要です。お申込方法等、詳しくは東洋文庫ミュージアムのホームページをご覧ください。
   http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/workshop/workshop_list.php
   
   ただし、今回の展示はあくまでコラボ展示ですので、ご来館頂いてもワークショップ以外はメンバーは常駐しておりません。悪しからず。
   皆様のご来館をお待ちしております。

 9月22日(日)。この日は伝世舎の近くにある文京区根津の根津神社のお祭りでしたが、もう一件、文京区本郷4丁目にある櫻木神社のお祭りに行ってきました。

 何故ここに行ったかと言えば、昨年の「修復のお仕事展」で展示させていただいた、「櫻木神社大祭碑の拓本」の掛け軸を見るためです。

 この掛け軸は平成29年(2017年)の祭りの後に発見され、30年(2018年)に伝世舎へ修復の依頼があったものです。修復後、「修復のお仕事展」でお披露目となったものですが、菊坂町会の御神酒所で掛けられている状態を拝見するためおじゃましました。

文京区本郷2丁目にある櫻木神社本殿。

 

 今年は影祭りとのことで、比較的ひっそりとした感じで祭りが行われていましたが、御神酒所に伺うと丁度子供神輿が戻ってきたところでした。そのざわついた雰囲気の中で修復の時にもお世話になった、郷土歴史家の忍足氏を見つけ声を掛けると、町会の皆さんにご紹介頂きました。

 掛け軸は御神酒所の奥、「天満大自在天神」の掛け軸と並んで掛けられていました。掛け方にちょっと問題があるのはご愛敬ですが、正式な掛け方をお伝えしましたので、来年からは安全に掛けることができると思います。

菊坂町会の御神酒所。奥に「天満大自在天」「櫻木神社大祭碑拓本」が飾られている。

 

睦の掲示板を見ると、昨年「修復のお仕事展」で展示したポスターを貼っていてくれました。少しでも皆さんのお役に立てたようで何よりです。

掲示板に貼られた「修復のお仕事展」展示したポスター。

 

 その後、忍足氏に菊坂の街並みを案内して頂きながら、櫻木神社へお参りして帰途に着きました。

 伝世舎としても、修復したものが長く活用されていくことは、望外の喜びです。

 

 さて、昨年の「修復のお仕事展」での発表、つまり「櫻木神社大祭碑の拓本」がどのようなものだったのか、このブログで具体的に紹介していきたいと思います。

 次回、速やかにアップしますので、お待ち下さいませ。