高松宮記念はマッドクールが勝利。
今年も雨で時計のかかる馬場のなか行われた。逃げた香港から出走のビクターザウィナーの作ったペースは34.9-34.0だから前有利なペース。直線馬場のいい外に持ち出した逃げ馬、その直後にいた勝ったマッドクールはラチ沿いを選択。結果としてこの進路取りは明暗を分けた。内から逃げ馬を交わして離すとこちらも内をピッタリ通ってきたナムラクレアの追撃を首差凌いでゴールした。今回は枠や馬場の選択など非常に上手くいった。
2着は去年と同じナムラクレア。こちらもラチ沿いを通ってたのが良かったにしろ中段からよく伸びていたから内容もある競馬。こういった馬場も苦にしない。あとは少しの運があればといったところ。
3着ビクターザウィナーは結果としてはラチ沿いを走っていればもう少し上位2頭との差はなかったかもしれない。その前のレースが勝ち馬が外に持ち出して勝っていたからそうしたのだろう。馬場が悪化して時計がかかったのとマイペースで行けたのが好走要因だろう。
4着ウインカーネリアンも先行してあまりペースが上がらなかったから1200でも戸惑わずレースが出来たのが良かった。
5着ロータスランドはこういった時計のかかる馬場は合う。
トウシンマカオ、ウインマーベルといったトライアルを勝ってきた馬は馬場を気にしていた感じも。良馬場なら違う結果になっただろう。
ルガルは初の58㌔か坂のあるコースが苦手か敗因はどちらかだと思う。
ママコチャは休み明けの分か。騎手のコメントには暑い時期のほうが動くようなことだからこれを使っての変わり身期待したい。

日経賞はシュトルーヴェが勝利。
前走勝ってオープン入りを果たしたばかり、メンバーがG1クラスの馬がいなかったにしろなかなか出来ることではなく決め手も目立った。今後楽しみ。
2着クロミナンスは前走3着で今回も好走。このくらいの距離なら今後も上位の力。
3着マイネルウィルトス、力は出している。
実績上位のボッケリーニは5着、世代交代の波が押し寄せてきているのだろうか。

マーチSはヴァルツァーシャルが勝利。
ミトノオーが後続を離して逃げていたが脚を溜めていた勝ち馬が直線伸びての勝利。自分の競馬に徹したのが良かった。
2着ミトノオーは地方の小回りより中央のほうが楽にマイペースに持ち込めるのか今回は見せ場ある競馬。
3着ペイシャエスは2着馬を捕まえにいくなか脚を使わされた。それでも3着だから悪くない競馬だった。
ペイシャエスと同じ位置にいたブライアンセンスやウェルカムニュースは最後脚をなくした。こういった流れより淡々と流れたほうがいいのだろう。

毎日杯はメイショウタバルが勝利。
重馬場で内を通って2着に6馬身差。馬場からは着差が付きやすいからこの差で好評価するのはどうかと思うが前走良馬場でも好時計勝ちしていたから能力はここでも上位だった。今後のレース選択はわからないが皐月賞だと間隔詰まって今回はタフな馬場を走っていたから反動が心配、マイルカップだとゴールドシップ産駒で距離微妙。コこれらをパスしてダービーを目指すのが最善か。
2着ノーブルロジャーは外に持ち出したが勝ち馬には離された。距離なのか?ただ2着争いを制したのは地力のある証拠。
3着ベラジオオペラは前走穴人気していたがここで好走。力はオープンクラス。