高松宮記念はナランフレグが勝利。
ナランフレグは時計がかかる馬場が向くタイプで以前は外から差す形で差し損ねが多くなかなか勝ちきれずいまだ重賞勝ちはなかった馬だった。今回のG1勝利が重賞初勝利だった。内枠から馬群を捌いて上手に抜け出した形、枠や展開、馬場が向いた印象。速い時計になったらまだ厳しい印象も。
2着ロータスランドもこういう馬場は苦にしないタイプ。最後は勝ち馬の決め手にやられたが力は出しきった走りだった。
3着キルロードは道中追っ付けながらの追走も粘りの走り。馬場が味方したのだろう。この走りにはビックリ。
4着トゥラヴェスーラは一瞬2着はあるかの場面も最後は止まったのは鼻出血の影響だろう。馬場はこの馬向きだっただけに惜しかった。
メイケイエールは外枠からで外から脚を伸ばすも内から乾いていたのだろう。なかなか内側が止まらず差しきれなかった。ただ折り合いの不安は解消してきた印象。秋はチャンスあるだろう。
レシステンシアはキルロードが粘ったのだから特に飛ばしすぎという感じはない。大幅増で最後は失速した感じ。
グレナディアガーズは外枠から外を回るも伸び一息、中京の時計がかかる馬場は合わなかった。
サリオスも重馬場は不得手。1200適性以前の問題だった。

日経賞はタイトルホルダーが勝利。
スタートを出て先頭を主張。道中13.4のラップが2つ続くスロー。ボッケリーニ以下にマークされる形は厳しいようにも見えたが最後は上がりをまとめて追撃を凌いで勝利した。さすがに次はこういう流れにはならないだろう。菊花賞のように後ろに脚を使わせる競馬がしたいところ。
2着ボッケリーニは先行粘り混み、3着以降も道中の位置とおりの着だから特に見所ない競馬だった印象。

毎日杯はピースオブエイトが勝利。
果敢に逃げの手に出たのが勝因だろう。脚力もあるし展開も向いた印象。G1でも押さえ程度の評価は必要に思う。
2着ベジャールは展開が向いた印象。こちらは次は厳しいだろう。
3着ドゥラドーレスは内枠でなかなか外に持ち出せず。エンジンの掛かりが速いタイプではないからこのロスが痛かった。ここで賞金加算出来なかったのが今後どう響くか。
以下はクラシック路線からは脱落の印象。

マーチSはメイショウハリオが勝利。
展開が向いたにせよ重賞勝ちの実績を見せた勝利。今回はメンバー楽な組み合わせ。G1で通用となるとまだまだか。
2着ケンシンコウは早めに先頭にたち見せ場たっぷりの競馬だった。馬場が速いのが良かったのか、状態が上向きだったのか、次走は注目だろう。
3着ブルベアイリーデと、ヒストリーメイカーは離されてのもので重賞だとワンパンチ不足の印象も。