クラボのみ(サクランボ)
サクラの果実。しかし、いわゆるソメイヨシノ等の花見用のサクラでは果実は大きくない。果樹であるミザクラには東洋系とヨーロッパ系があり、日本のサクランボの大半はヨーロッパ系である。サクランボは夏の季語であるが、最近は温室栽培によって冬でも食べることができる。日本では山形県でよく生産されている。
カゴのみ(ムカゴ)
ムカゴとは果実ではなく、わき芽が養分を貯えて肥大化したもののことで、その中でも地上部分に発生するものである。一般的に食用のムカゴは、大和芋や長芋などの山芋類から採れたムカゴである。茹でる、煮る、ご飯に混ぜて炊くなどの調理法がある。
モモンのみ(モモ)
モモの果実は7月から8月に実るが、花は3月から4月であり、雛祭りに飾る花として有名。実は縦に割れ目があるのが特徴で、果肉は水分を含んでいるので柔らかい。また痛みやすいので賞味期限がかなり短い。モモは主に皮はピンクで身が白い白桃と、皮が黄色で身が金色の黄桃に分けられる。炭水化物を中心にバランス良く栄養が取れる。
チーゴのみ(イチゴ)
一般的によく食されているイチゴは、ほぼ全てオランダイチゴという種類である。イチゴが赤いのはアントシアンによるもので、アントシアンは無害である。ビタミンCを豊富に含むほか、アントシアニンや抗癌作用のあるエラグ酸を含む。ケーキのトッピングやジャムにもよく使われる。日本では栃木県や静岡県、佐賀県などが有名。
ナナシのみ(なし)
梨はリンゴに似ているが、バラ科であること以外は、全く別の果物である。梨は食べるとシャリシャリした独特の食感であるが、それは石細胞と呼ばれる細胞によるもの。この細胞は、食物繊維と同じはたらきをする。水分が多く、栄養価はほとんどない。後述の洋梨と違い、加工品にもあまり使われない。日本では鳥取県が有名。
ヒメリのみ(ヒメリンゴ)
別名イヌリンゴとも言う、小型のリンゴで、見た目は小ぶりなリンゴで沢山なる。リンゴとの違いとして、実の大きさの他にも、実の先がへこまないという点がある。リンゴより酸味が強いため、生で食べるよりはリンゴ飴の材料としてよく使われる。栄養価はリンゴと大差ない。なので、お腹を壊しても食べることができる。
ヒメリのみ(リンゴ) 本当は違う
果物の代表とも言える果実。今は品種改良されて美味しいが、昔は水分が少なく砂のような食感で不味かった。生食の他、ジュースやジャム、アップルパイなどに使われる。栄養価としては、リンゴ酸、ペクチン、ブドウ糖、クエン酸、タンニンなどが挙げられる。日本では青森県と長野県でよく栽培されていて、何と日本の約8割が2県産である。
オレンのみ(オレンジ)
世界中で親しまれているお馴染みの柑橘類。名の通り皮も身も鮮やかなオレンジ色。適度な甘みと酸味が特徴。日本では主にネーブルオレンジかバレンシアオレンジをオレンジと呼ぶ。ビタミンCを筆頭に、葉酸やミネラルなど栄養価が高い。ジュースや加工品の材料としても人気が高い。輸入が主だが、日本でも一部の県で生産されている。
オレンのみ(温州みかん) 本当は違う
温州みかんは、日本で生まれた柑橘類である。生で食べるほか、ジュースや缶詰、冷凍みかんなどに使われる。人によっては、内皮を食べるか食べないかは分かれる。ビタミンCやカリウム、カルシウムなどを含む。最近みかんに含まれるβ-クリプトキサンチンが発癌予防効果が高いとされ注目されている。愛媛県や和歌山県などでよく栽培されている。
キーのみ(カキ)
柿食へば 鐘が鳴るなり 法隆寺でお馴染みの柿。柿には渋みがあるが、それはタンニン(お茶にも含まれる)が原因である。渋みを抜くには天日干しするか、焼酎などのアルコールで抜く(さわすという)方法がある。生で食べるか、干し柿にして食べる。長らく日本原産とされてきたが、最近になって違うという説が浮上してきた。
ラムのみ(プラム)
プラムことスモモは、アジアを中心に栽培されている。一応モモと同じバラ科の果物で、モモより酸味が強い。現在のスモモは、一度輸出されたあと、アメリカから帰ってきたものである。近い種としてセイヨウスモモがあり、それを加工したものがプルーンである。プルーンはブドウ類ではないのである。
オボンのみ(ザボン)
ザボンことブンタンは、柑橘系の中で一番大きい果実。みかんと並んで雑種ではない珍しい品種て、果汁が少なく、とても酸っぱい。生でも食べられるが、主にマーマレードやボンタンアメなどに利用される。また、グレープフルーツやはっさくなどの交配元にもなった。皮は揮発性成分が多い。日本では熊本県などで生産されている。
フィラのみ(イチジク)
イチジクは漢字で無花果と書くが、一応イチジクの花はある。生で食べることもできるが、生食よりはパンやケーキに塗り込んだり、ジャムの材料として使われる。栄養価としてはブドウ糖、ビタミン類、ペクチン、カリウム、タンパク質などが含まれる。食物繊維は不溶性と水溶性が両方入っている。
ウイのみ(キウイ)
キウイフルーツという名前は、ニュージーランドから輸出する際に、ニュージーランドの国鳥キーウィから名付けたものである。ビタミンCやビタミンEが豊富で、食物繊維やカリウムも多く含まれている。最近ではグリーンキウイのほかに、皮は変わらないが身が黄色いゴールドキウイも登場した。ちなみにまたたびの仲間のなので、ネコは酔っ払う。
マゴのみ(マンゴー)
トロピカルフルーツの代表とも言えるマンゴー。生で食べる以外にも、ジュースやジャムにしたり、ヨーグルトやケーキ、缶詰に入っていたりと非常にポピュラー。栄養価はβカロテンが豊富。アップル、アルフォンソ、ペリカンなどの種類がある。日本では宮崎県でよく栽培されている。ちなみにウルシの仲間なので、人によってはかぶれる。
バンジのみ(グァバ)
バンジロウは、昔からグァバの名前で親しまれているトロピカルフルーツ。形は洋梨に似ていて、皮がきめ細かいのが特徴。生で食べるのが一般的だが、果実に多くある種子を食べるとお腹を壊してしまう。グァバはジャム、ジュース、ネクターにしても美味しい。葉には糖分の吸収を穏やかにする成分がある。
イアのみ(パパイヤ)
パパイヤは、マンゴーやバナナ、キウイフルーツなどと同じトロピカルフルーツの仲間。繁殖能力が極めて高く、軒先にも平気で生える。黄色い果実は甘いが独特の癖があるため、人によってはレモン汁をかける人もいる。ビタミンCやタンパク質を多く含む。ちなみに種子はワサビの辛味成分と同じ成分が入っているのでワサビと同じ味がする。
ラズベリーは、別名フランボワーズともいい、キイチゴの一種であり、多くの実が集まったような見た目をしている。優れた甘みや酸味を持つが、生で食べるよりは、ジャムや洋菓子、リキュールなどに使われる。皮は香料にもなる。日本ではあまり店頭には並ばず、加工品で購入できる。
ブリーのみ(ブラックベリー)
セイヨウヤブイチゴという名前が正式なブラックベリーは、主に夏収穫する。果実はラズベリーに似ていて生でも食べられるが、酸味が強いためジャムやスムージーによく用いられる。あとはイチゴ、ラズベリー、ブルーベリーと組み合わせてベリーベリーと呼ばれる盛り付け方をする場合もある。
ナナのみ(バナナ)
甘くて美味しいバナナは、バショウという種類の仲間の果物。デンプン質と糖分がメインだが、カリウムやビタミンCなど栄養も含んでいる。黒い点はシュガースポットといい、増えてくると熟した証。皮を剥いて生で食べるのが一般的だが、ケーキやヨーグルトなど加工品にも使われる。アフリカにはバナナを主食として食べている人もいる。
セシナのみ(洋梨)
梨という名前だが、和梨と違い、縦に長く丸くない。果実は芳醇な香りを発し、食感もまろやかで和梨のようにシャリシャリしていない。収穫直後は甘みが少ないので、わざと放置して追熟し、黄色くなるまで待つと甘くなる。栄養価は和梨とほとんど変わらず、水分ばかりで栄養は少ない。日本では、山形県で採れるラ・フランスでお馴染みの果実。
パイルのみ(パインアップル)
刺刺した葉が特徴的なパイナップルは、まさにトロピカルといった感じ。栄養価はカルシウム、ビタミンC、クエン酸などを含んでいる。皮が硬くて切りづらいので、パイナップルカッターという専用の道具がある。肉類の消化を助けるはたらきがあるので、よく肉類に乗っけて盛り付けることが多い。ジュースや缶詰でもよく見かけるポピュラーな存在。
ザロクのみ(ザクロ)
ザクロは、昔から鑑賞用、食用として親しまれてきた。ちなみに樹皮や果皮には虫除け効果がある。厚い果皮の中に赤い粒々の果肉が詰まっている。生で食べるほか、ジュースの材料にしたり、グレナディーンという清涼飲料水の材料にしたりする。栄養価はビタミンCと葉酸が多く含まれている。
ネコブのみ(根昆布)
お分かりだとは思いますが昆布は果実ではなく、海藻である。しかし、日本では昔から昆布を食べたり、出汁にしたりとよく利用してきた。今でも日本全国に昆布料理は山のように存在する。ちなみに白いシミのようなものはグルタミン酸といって、要は旨味成分である。これが味の素のもとになった。
タポルのみ(ビワ)
ビワは、主に温暖な地方で取れる果実である。果実は甘く、さらには嘔吐や喉の乾きに効果がある。しかし、種子には猛毒のシアン化合物が入っているため、食べるのはやめるべきである。生で食べるほか、ゼリーやジャムなどに加工する。日本では主に長崎県などで生産されている。ビワの葉は薬用になる。

ロメのみ(メロン)
メロンは、昔から高級フルーツの代表的な存在。特にマスクメロンは、かなりの値段がつくこともある。とても柔らかくて甘く、生で食べるほか、ゼリーやアイスに加工して食べる。そのほか、独特の風味や香りから、ジュースやお菓子のフレーバーとして使われている。しかし、そうした食品には、殆どの場合メロン果汁は入っていない。
ウブのみ(説1、グレープフルーツ)
グレープフルーツは、味がブドウのように固まってみのることから名付けられた。いわゆる普通のホワイトや果肉が赤いルビーがある。甘みや酸味のほかに、ほろ苦さがあり、嫌いな人も多い。ちなみに薬の効果をおかしくしてしまうので、薬を服用している人は食べてはいけない。発芽率が高く、これの種を蒔けば大体は生えてくる。
ブドウは、世界一生産されている果物である。房に固まって実るのが特徴。大体のブドウは赤白問わずワイン用のブドウである。ブドウには赤いブドウと黄緑色のマスカットがある。生で食べるほか、ワインやジュース、ジャムなどに加工する。ビタミンCや炭水化物を多く含み、多少のミネラル分も入っている。日本では山梨県と岡山県が有名。
マトマのみ(トマト)
トマトは、真っ赤な実でお馴染みの野菜である。トマトの皮や果肉が赤いのは栄養でもあるリコピンの影響である。日本で生で食べるが、海外ではケチャップやトマトソース、トマトジュースなどに加工してから食べるのが一般的である。栄養価はリコピンやビタミンC、グルタミン酸などを含む。日本では熊本県や千葉県、愛知県などが有名。
モコシのみ(トウモロコシ)
とうもろこしは、野菜というよりは穀物、といったところか。米や麦と並ぶ三大穀物の一つ。食料や飼料に使われるほか、バイオエタノールの材料にもなる。栄養価としては、ビタミンB6や亜鉛、タンパク質、リンなどを多く含んでいる。また、食物繊維は動脈硬化を予防する効果がある。日本では北海道で夏、大量に生産されている。
ゴスのみ(マンゴスチン)
マンゴスチンは、果物の女王と呼ばれるほどの果実。ドリアンとは対照的に柔らかな甘みとさわやかな酸味で、上品な味わい。暑さに弱く劣化しやすいので、すぐ食べる必要がある。シャーベットのような食感を楽しむために生で食べるのが普通だが、ジュースやゼリー、缶詰などに加工する場合もある。日本では冷凍や缶詰の中身として購入できる。
ラブタのみ(ラスブータン)
ラスブータンは、日本では馴染みが薄いが、東南アジアでは一番有名な果実である。見た目は棘が生えたライチ、みたいな感じ。実から果肉が剥がしやすく食べやすいので需要が高い。さらに、種子は工業的に重要で、成分のオレイン酸などを使って、石鹸や食品油などに加工する。さらには根が医薬品や染料の材料になる。
ノメルのみ(レモン)
レモンは、非常に強い酸味を持つ果物。油物に添えられるが、最近含まれるフラボノイドが脂質の代謝に有効なことが分かってきた。また、砂糖との相性がよく、ジュースやレモネードなどにも加工される。生でも食べられるが非常に酸味が強く酸っぱい。最近、日本では広島県で採れる瀬戸内レモンと呼ばれるレモンが注目度を上げている。
キワノはツノニガウリというウリの通称である。ニガウリだけあって、ゴーヤに見た目が似ているのが特徴。果実は成熟すると黄色から橙色になる。塾しすぎると弾けて種子を放出させる。果肉はゼリー状で、バナナとパッションフルーツが混じったような味だとされる。皮はビタミンCと繊維が豊富なため、皮ごと食べる人もいる。
ヤシの実に種類はあるけれど、一番有名なのはココナッツだろう。ココナッツはココヤシの実で、果実は繊維状の外殻に覆われている。食べるのは未成熟な果実で、固形胚乳を生食するほか、液状胚乳をココナッツジュースに加工する。成熟した胚乳や油を水に浸したものはココナッツミルクと呼ばれ、熱帯地方の料理によく使われる。
カイスのみ(スイカ)
スイカは、日本の夏の代名詞とも言うべき果実である。黒い縞模様が特徴で、種子はこの黒い縞模様に沿っている。果肉は赤身で非常に水分が多く、栄養価としてはカリウムを多く含み、疲労回復や利尿に効果がある。人によっては果肉に塩をかけて塩スイカとして食べる人もいる。日本では山形県や熊本県、千葉県などで生産されている。
ドリのみ(ドリアン)
ドリアンはその大きさや強烈な香りから、果物の王様と呼ばれる。しかし、あまりに強烈な香りを放つので、毛嫌いする人も多い。東南アジアの一部の国ではドリアンの持ち歩きを禁止する国もある。生で食べるよりは、他の料理の味付けとしてよく使われる。ドリアンの中身にアイスを入れ込んだドリアンアイスというデザートが一部に人気だ。
ベリブのみ(ブルーベリー)
ブルーベリーはコケモモの仲間で、ブドウではない。果実は夏から秋に熟し、甘酸っぱい。生で食べるほか、ジュースやジャム、ムースなどに加工して食べる。一部の品種にはアントシアニンが豊富に含まれている。ブルーベリーが目に良いとよく言われるが、最近の研究によって、アントシアニンには殆ど視力や眼精疲労に効果がないことが証明された。
チイラのみ(ライチ)
ライチは、レイシとも呼ばれる香り高いフルーツ。上品な甘さと香りから中国では昔より珍重されている。表面は赤くうろこ状で、果皮を剥くと白くて果汁の多い果肉が現れる。生食のほか、その上品な香りからジュースやリキュールなどのフレーバーとして使われる。輸入が主だが、日本でも九州南部や沖縄県で僅かながら生産されている。
リュガのみ(リュウガン)
リュウガンは、種子と果皮が竜の眼に見えることから名付けられた。果実は生食できるほか、乾燥させたものもよく使われる。生で食べるとブドウのような味わいになるらしい。ちなみに乾燥させると干しぶどうっぽくなる。リュウガンは、果肉を乾燥させたものを漢方薬として使うこともある。
カムラのみ(サラクヤシ)
サラクヤシはヤシの仲間にしては小型だが、それでも葉は大きい。果肉は食べることができ、実の皮をちぎるように引っ張るとうまく剥ける。リンゴのような歯応えだが、固いものから脆いものまで様々ある。油っぽい香りを持ち、甘さのほかに、酸味と若干の渋みがある。生食の他に砂糖煮としても食べる。
またの名をドラゴンフルーツという、熱帯の果実。果肉の色によって、レッド、ホワイト、イエロー、ピンクと変わる。キウイと同じように、中の種子ごと食べられる。甘みと酸味が特徴で、スポーツドリンクのような味わい。ポリフェノールやカロチン、ビタミンC、食物繊維、ナイアシンなど栄養価も高い。
ズアのみ(アンズ)
鮮やかなオレンジ色のアンズは、アプリコットともいい、日本では長野県でよく採れる。種子は杏仁と言って、脂肪油やステロイドを含む為に咳止めや風邪薬に使われるほか、杏仁豆腐の味付けに用いられる。果実は生食のほか、ジャムやドライフルーツなどに使われる。栄養価としては、ビタミンB1、クエン酸、リンゴ酸などを含む。
サンのみ(ランサット)
ランサットは、日本では知名度がかなり低いフルーツ。東南アジアでもそんなに市場に出回らないレアな果実。ブドウの房みたいに実が固まって実る。香りも甘く、クセもほとんどない。果肉は甘く、少し酸味もある。皮が硬めなので、切るときは注意が必要。さらに皮は灰汁が強く、ベタベタする。
スターのみ(スターフルーツ)
スターフルーツは、果実を切ると星形の五角形が現れることに由来する熱帯の果実。生食のほか、サラダやピクルス、酢漬けにして食べる。食感は和梨に似てシャリシャリしている。水分が多く、味は薄いが、若干の酸味を含む。食物繊維を多く含むので、食物繊維の足りない人は食べる価値がある。