雨にもマケズ 風にもマケズ
「雨ニモマケズ」宮沢賢治
蟻が鯛なら芋虫ゃ鯨
付け足し言葉
い
今は昔、竹取の翁といふものありけり
「竹取物語」
犬が西向きゃ尾は東
ことわざ
う
兎追いしかの山 小鮒釣りしかの川
「ふるさと」高野辰之
嘘を築地の門前跡
付け足し言葉
え
ヱゝまゝよ、旅の恥はかき捨てだ。
「東海道中膝栗毛」十返舎一九
えらいやっちゃえらいやっちゃよいよいよいよい
「阿波踊り」
お
己の欲せざる所、人に施すことなかれ
「論語」孔子
おっと合点承知の助
江戸っ子言葉
か
柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
正岡子規
火事と喧嘩は江戸の華
ことわざ
き
君死にたまふことなかれ
「君死にたまふことなかれ」与謝野晶子
義を見て為さざるは勇なきなり
武士道精神の基本
く
国破れて山河あり
「春暁」杜甫
草木も眠る丑三つ時
江戸時代に危険な時間とされていた
け
けっこう毛だらけ 猫灰だらけ
慣用句
けんもほろろ
慣用句
こ
黄金虫は、金持ちだ
「黄金虫」野口雨情
こいつァ春から縁起がいいねえ
「三人吉三巴白浪」
さ
五月雨を集めて早し最上川
「奥の細道」松尾芭蕉
さんま苦いか塩っぱいか
「秋刀魚の歌」佐藤春夫
し
知らざあ言って聞かせやしょう
「白浪五人男」
死んだと思ったお富たアお釈迦様も気が附くめえ
「与話情浮名横櫛」
す
すぐれて時めき給ふありけり
「源氏物語」紫式部
空腹に雷ひびく夏野哉
小林一茶
せ
芹薺御形はこべら仏の座菘清白
春の七草
絶景かな 絶景かな
「楼門五三桐」
そ
空の青 水のあをにも染まずただよふ
若山牧水
そも、わたしとは、なんぢゃいな
「ややこしや」
た
戯れせんとや生まれけん
「梁塵秘抄」
たとえ火の中水の底
ことわざ
ち
ちゅうちゅうたこかいな
おはじきの数え歌
ちちんぷいぷい
おまじないの掛け声
つ
つれづれなるままに、日くらし、硯に向かひて
「徒然草」兼好法師
つうと言えばかあ
慣用句
て
天は人の上に人を作らず
「学問のすゝめ」福沢諭吉
天国の小噺です。あの世。
ダジャレ
と
とおりゃんせ とおりゃんせ
わらべうた
飛んで火にいる夏の虫
ことわざ
な
菜の花や 月は東に 日は西に
与謝蕪村
何か用か九日十日
付け足し言葉
に
二四六九士(にしむくさむらい)
31日ない月の数え方
人間万字塞翁が馬
ことわざ
ぬ
抜き足差し足忍び足
ことわざ
盗っ人猛々しい
慣用句
ね
子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥
干支十二支
根っきり葉っきりこれっきり
慣用句
の
野守は見ずや君が袖振る
「万葉集」から額田王
飲みねえ飲みねえ寿司食いねえ
「清水次郎長伝」広沢虎造
は
春高楼の花の宴
「荒城の月」土井晩翠
春雨じゃ 濡れて行こう
「月形半平太」行友李風
ひ
秘すれば花なり
「風姿花伝」世阿弥
人こひ初めしはじめなり
「初恋」島崎藤村
ふ
ふるさとの訛りなつかし停車場の
「一握の砂」石川啄木
ふつつかものですが
自分を謙遜する時に使う
へ
平気の平左衛門
平気の語呂合わせ
へそが茶を沸かす
慣用句
ほ
ほう ほう ほたるこい
わらべうた
本降りになって出て行く雨やどり
緋風柳多留
ま
まだあげ初めし前髪の
「初恋」島崎藤村
まっすぐな道でさみしい
種田山頭火
み
みちのくの母のいのちを一目見ん
斎藤茂吉
みんなちがって、みんないい。
「私と小鳥とすずと」金子みすゞ
む
むらさきだちたる雲の細くたなびきたる
「枕草子」清少納言
無芸大食
慣用句
め
メロスは激怒した。
「走れメロス」太宰治
冥土の旅の一里塚
一休宗純
も
求めよ、さらば与へられん
「旧約聖書」キリスト
申し上げます。旦那さま。あのお方は、酷い。
「駈け込み訴え」太宰治
や
痩蛙まけるな一茶これにあり
小林一茶
山のあなたの空遠く
カールブッセ
ゆ
行く川の流れは絶えずして
「方丈記」鴨長明
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん
「サーカス」中原中也
よ
よごれつちまつた悲しみに
「汚れっちまった悲しみに」中原中也
よいっぱりの朝ねぼう
ことわざ
ら
落花の雪に踏みまよふ
「太平記」
来年の今月今夜になったならば
「金色夜叉」尾崎紅葉
り
李下に冠を正さず
ことわざ
輪廻転生
ことわざ
る
留守でござる 御用ござれば仰せられい
「呼声」
るってめらーにゃ びゅーん
番組のエンディング
れ
礼に始まり礼に終わる
ことわざ
烈火のごとく怒る
慣用句
ろ
ロミオ!ロミオ!なぜ卿はロミオぢゃ!
「ロミオとジュリエット」坪内逍遥
老骨に鞭打つ
ことわざ
わ
吾輩は猫である 名前はまだない
「吾輩は猫である」夏目漱石
わたしのまちがいだった
「間違い」谷川俊太郎
ゐ
井筒にかけしまろがたけ
「伊勢物語」
ゐだてん走り
慣用句
ゑ
ゑけあがる三日月や
「おもろそうし」
絵(ゑ)にも描けない美しさ
「浦島太郎」
を
をとこもすなる日記といふものを
「土佐日記」紀貫之
をとめの姿しばしどとめむ
「古今和歌集」
京
京の生鱈 奈良生真魚鰹
「外郎売り」
京の五条の橋の上
「牛若丸」