2001年のオフにコースレイアウト改良を含めた大規模改修が行われ、全長は6.823kmから4.574kmへ大幅に短縮された。森の中を時速360km以上で駆け抜けた超高速ロングストレートは姿を消し、よりタイトな中高速コースへと生まれ変わった。なお、現在の旧コースは、旧コース入り口の先からオストカーブまで舗装が剥がされ草が生い茂っており、切り開かれた森だけが、そこにかつての高速コースがあった名残を残している。
バーレーンインターナショナルサーキット
サクヒールにあるサーキット
は砂漠の真ん中にあり、暑さと砂に悩まされる。設計はヘルマン・ティルケが担当した。コースは複数のレイアウトで使用できるようデザインされている。F1では2009年まで5,411mのコースが使われていたが、2010年より従来の第4コーナーと第5コーナーの間を延長した6,299mのレイアウトに変更された。しかし変更後のコースがドライバー、観客ともに不評であった。のちに2011年より元の5.411mのコースに戻されて開催されることが発表された。2020年にはアウタートラックがサクヒールGPに使用された。中国2番目の国際規格サーキットとして建設され、2004年6月に完成した。 運営する上海国際賽車有限公司は2004年から2010年までの7年間、当地でF1選手権を当地で行う開催権を取得し、2004年9月にF1中国GPが初開催された。コース全景は漢字の「上」の字をモチーフにしている。やはりティルケの癖が抜けず、抜きどころはあまりないレイアウトで、ピットワーク勝負になりやすい。
コース前半はアップダウンの激しいテクニカルセクション。後半は若干高速よりになる。充実した設備と安全対策を誇る最新鋭のサーキットで、起伏が多いレイアウトはベルギーのスパ・フランコルシャンによく似ていると例えられる。反時計回りのサーキットである。また、バーニー・エクレストンが所有しているサーキットである。富士スピードウェイ
コースの特徴の一つだった約1.5kmの直線は残されつつ、コースが現代的に改良された。大きな変更点としては、旧コースでは最終コーナーから直線にスムーズにつながっていた部分が、新コースでは急勾配のつづら折れとなって入り組んだ複合コーナーの連続に直されており、難易度が増している。ドライバー側はコーナーのイン側が見通しが悪い事が指摘されており、スピンしたマシンに後続車が接触する事故も見られる。この他、ピットロード出口が以前と比べ1コーナー寄りに改められ、ピットアウト時のスピードを下げる工夫がなされている。また、ランオフエリアはほとんどが舗装され、安全性が向上した上、コース脇には緊急車両用の通路が設けられた。これらの改修により同サーキットはF1開催に必要な資格のグレード1を取得した。
コースデザイナーはまたもティルケ。当初は全長4.1~4.3kmのコースが予定されていたが、最終発表で図のレイアウトに訂正された。全長は5.419km、F1開催サーキットの中では最多の25のコーナーを持つ。ヨーロッパGPは57周(308.883km)で行われる。市街地コースながらアベレージスピードは高く、コース幅やセーフティゾーンの広さは常設サーキットに近い。しかし、明確なオーバーテイクポイントがなく、レース自体は単調な展開になりがちである。その批判を受けて、コースレイアウトの変更も取り沙汰されている。最近はまともに管理されていない。
マリーナベイサーキット
シンガポールの首都シンガポール中心部と隣接するマリーナ湾岸地域にまたがって特設される。コースとして使用される公道の75%はシンガポール政府が管理するものである。ホームストレート、ピット周辺は道路ではなく、マリーナプロムナードの公園部分に路面を舗装している。コース全長は5.067km、コーナー数は23。F1においては初めてナイトレースでのコースとして使用された。2時間レースに抵触しやすい。周回数は61周 (309.087km)。日本の前に行われている理由は噂だがF1関係者やファン、ジャーナリスト達の評価が高い日本の前ならばシンガポールはアピールしやすいかららしい。ヨーロッパからの移動距離もあるが。
サーキットの建設はアルダープロパティーズが行っている大規模なリゾート開発計画の一環として行われた。設計者はティルケ。当初はコースの一部にマリーナ沿いの公道を使用する予定であったが、この計画は廃止されて完全なトラック型のサーキットを建設することとなった。ターン18から19にかけては、隣接するヤス・マリーナ・ホテルの建物の下を通過するというユニークな設計となっている。シルバーストーン新レイアウト
2011年以降のコントロールラインはクラブ (Club) コーナー立ち上がりのストレートに置かれる。アビー (Abbey)、ファーム (Farm) の低速シケインが高速S字に変更され、ここから新アリーナセクションが始まる。ヴィレッジ (Village) コーナーで減速し、ザ・ループ (The Loop) を左に回りこみ、ウェリントン (Wellington) ストレートへ。ブルックランズ (Brooklands) コーナーより旧コースのインフィールド区間に合流し、ルフィード (Luffield) コーナーから旧ホームストレートへと加速する。韓国インターナショナルサーキット
ティルケエンジニアリングがデザインに携わった。形状は朝鮮半島をモチーフとしている。グランプリ用コースは全長5,621mで反時計回り、2コーナー先の直線区間は1,200mを誇る。上部(グランプリ用コースで3コーナーから11コーナー)のみが常設サーキットで全長は全長3,045m。14コーナー以降の下部は将来的には港湾となりヨットなどが停留できるようになる予定。高・中・低速コーナーにロングストレートを散りばめたレイアウトは評価が高く、ティルケがデザインしたトラックの中では最高レベルの出来とされる。が、日本の真似しただけでやる気なかったので、運営がゴタゴタになり、潰れていった。ブッダ・インターナショナルサーキット
全長5.141kmのコースは2本のストレートと16のコーナーで構成される。土地の起伏を活かすようデザインしており、各所にアップダウンがある。路面は埃っぽく滑りやすい。ピットレーンはF1でも最長の部類の600mあり、ピットインでのロスタイムが大きい。当初は主催者にちなんで「ジェイピー・インターナショナル・レースサーキット」と呼ばれていたが、平和と静けさを意味する「ブッダ」から、開業前に現在の名称に変更された。
アメリカで初めての、F1開催を当初から目的としたサーキットとして2010年半ばに計画が始まった。2010年12月31日に着工し、2011年4月に名称を「サーキット・オブ・ジ・アメリカズ」と決定。同年10月にはプロモーターとサーキット所有者の間で生じた契約問題から建設工事が一時中断し、 F1開催の中止が危ぶまれた。 しかし、2012年9月に完成して「グレード1」承認を受け、同年10月21日にオープニングセレモニーを行い、同年11月16日開催された。ソチ・オートドローム
オリンピック開催後の競技会場を利用したコースとなる。黒海に面したソチ・オリンピックパークに設営され、全長は5.848kmで、うち1.7kmは公道を使用する。現在のF1開催コースの中ではスパ・フランコルシャンとシルバーストーンに次ぐ長さとなる。コーナー数は16。スタート/フィニッシュラインはオリンピックパーク北端の駅近くにある。メインストレートを通過後、五輪のメダル授与式が行われる中央広場をぐるりと回りこみ、競技施設の周りを巡って1周する。どう考えてもプーチンの道楽。
アメリカ・ニューヨークからハドソン川を挟んで対岸の、ニュージャージー州ウィーホーケンとウエストニューヨーク間のパリセーズ峡谷、ポートインペリアル周辺の市街地コースである。レイアウトは決まっているのに一向に開催しない。やるならちゃっちゃとやらないか!
アゼルバイジャン?そんな国知らん。人くんのかね?全長6kmの市街地コースで、ロシア以外の旧ソビエトの国では初開催。コース幅が狭く、それなのにかなりスピードが出るため危険である。前半はストレートに直角ターンを組み合わせた典型的な市街地コースである。逆に後半は、旧市街地の狭い道路を使用しているため、マシン1台が通るのもやっと、というコーナーもある。最後は海岸沿いに長い加速区間がある。
ポールリカール2018
2018年にフランスGPが復活した際、ポールリカールのレイアウトはそれまでのショートコースから、オリジナルに近いレイアウトに変更された。エンジンの消耗を防ぐため、ミストラルストレートに設けられたシケインを通過する。1コーナーもオリジナルよりタイトなものを使う。
ポルティマオ・サーキット
地形の起伏に沿って波のようにアップダウンを繰り返すレイアウトが特徴的で、「ハイスピード・ローラーコースター」とも呼ばれる。先の見通せないブラインドコーナーが多く、加速・減速の調整が難しい。全長969mのメインストレートエンドの1コーナーとバックストレートエンドの5コーナーは手前が急な下り坂になっており、ブレーキングの勝負所となる 。最高点の11コーナーをすぎた後、12コーナーまで一気に下ったあと再び上り、14コーナーから最終15コーナーにかけては下りながら右に旋回し続け、タイヤに大きな負荷がかかる。
イモラサーキット再改良型
1国1開催の原則が厳格化され、開催権を無くしたイモラだったが、2020年、世界的なコロナ禍に見舞われてヨーロッパや北米以外のレースがほぼ中止となり、代替地として白羽の矢が立った。2006年からの変更点は、バリアンテバッサと呼ばれた最終シケインが撤去され、リバッツァからシケインまでがほぼ直線的なレイアウトに変わり、ピットも改良された。
1985年までオランダグランプリを行なっていたサーキットで、36年ぶりに復活した際もこのサーキットである。北海に面した海岸にある。セナ、プロスト、マンセル、ピケが走っていた頃は高速コースだったが、今は大改修されて高速テクニカルコースに生まれ変わった。1コーナーはターザンコーナーと呼ばれ、このコースの名物で、昔から形状が変わっていない。
ロサイル・インターナショナル・サーキット
2輪ではお馴染みだが、F1は2021年初開催。メインストレートは長いが、それ以外のストレートは長くないので、緩めの高速コーナーとタイトなコーナーの組み合わせなので、2輪ではオーバーテイクは多くない。カタールは2022年を挟んで2023年から10年契約を結んだが、2023年以降このサーキットを継続して使うかは不明である。
ジッダ市街地コース
サウジアラビアの港湾都市、ジッダという街に建設されたコースで、上にあるバクー市街地コースを参考にしている。1周6.17kmで、スパに続いて2番目に長い。27のコーナーがあるが、高速コーナーが多く、モンツァに次ぐハイスピードコースになるようだ。