明石家さんまさんがラジオパーソナリティーをつとめる「MBSヤングタウン(土曜日)」で19年つづくコーナー「ヤン娘。はいやせません」が、12月2日放送分をもって最終回をむかえました。

 

(良かった!)

思わず、心の声がもれちゃいましたね。

 

大御所の芸人さんが、自分の娘と同じか孫でもおかしくない年齢のアイドルに「セクシーワード」を言わせて、添削し、2度3度と繰り返させる。

 

「68歳のお笑い怪獣が10代・20代のアイドルに強制的に言わせる」というフォーマットだけでも危ういのに、近年はより直接的(性的)なコメントを言わせるようになって、シンプルに気持ちの悪いコーナーでした。

※3年前に書いたブログ。番組やコーナーの歴史、個人の見解に加え、アイドルがどのようなセクシーワードを言わされたのかについても触れています。

 

さんまさんは「ファンのために」という大義名分を最後までおっしゃっていましたが、この「ファン」とは誰なのか?

 

ハロプロのファンは、ファンクラブの男女比が逆転するなど女性のほうが多いですし、今のハロプロのアイドルソングを好む男性ファンが、直接的なセクシーワードを喜ぶのか??

 

少なくとも私は「言葉のチョイスに芸がないな」と思っていましたし、推しメンが出演した回を聴くのは苦痛でした。

 

 

ここからは「癒せません」がなくなることに否定的なラジオリスナーの方にむけた文章になりますが、最近のヤンタンは放送直後に(明石家さんまさんの発言が)ネットニュースでとりあげられることが多く、パーソナリティとリスナーだけの世界ではなくなってきています。

 

今年は芸能界やスポーツ界でもセクハラ・パワハラの問題が取り上げられ、糾弾されている。

爆笑問題の太田さんもおっしゃっていましたが、癒せませんのコーナーを「セクハラ」と感じる人は少なくないのです。

 

皆さんが愛する明石家さんまさんに何かあった時、例えば「今までなら大丈夫だった発言が批判されはじめた」時に、癒せませんのコーナーは、これ以上ない攻撃材料になったと私は思います。

 

本当に、なくなって良かったです。