新しい時代がきて、それまで「当たり前」だったことが「非常識」になったときに、私たちはどうするべきか? どうあるべきか?
脳みそをアップデートしたあとで、古い常識にとらわれた人を気にするのかしないのか? バグとして切り捨てるか受け入れるか? どちらを選んでも、その後うまくやっていけるのか?
ここまで書くと、政治やオリンピックの話ではないかと誤解されるかもしれませんが、アイドル(Juice=Juice)の話をしています。
あえて深くは申しませんが、週刊誌の記事で、メンバーの同棲が報じられました。※
恋愛したっていいじゃない。
年頃の女性なんだから。
同棲したっていいじゃない。
成人なんだから。
(恋愛の)歌を歌っているんだから。
そういったご意見におおむね賛同できるのは、私がJuice=Juiceのステージに興味があるだけだからなのかもしれません。
(エッグの頃から見ているので、大人になったなあと思いますし、幸せになってほしいので、お相手が本気かどうかは気になります)
正しいこと(理想)を言うだけなら、簡単なんですよね。
この問題の難しさは、アイドルの恋愛を容認するファンより、否定するファンのほうが、たくさんお金を使っている現実にあります。
芸能人は、歌やダンス、演技、トークといった「芸」以外に、パブリックイメージを売っています。
演歌歌手が紅白歌合戦に初出場するまで妻子の存在を隠したり、モデル事務所が所属タレントの結婚を25歳まで禁じるのが芸能界。恋愛禁止はアイドルに限ったルールではありません。
家庭的なイメージがあるタレントや俳優が、不倫で炎上してCMを打ち切られる……なんて話は、スキャンダルの内容と今まで売ってきたパブリックイメージの乖離が招いているわけです。
誹謗中傷はもってのほかですが、ファンがファンをやめる自由は(静かに離れる自由は)保証されるべきで、とがめてはならない。
「このまま記事をスルーして、何事もなかったように振る舞う」のは一番の悪手。新しいファンやスポンサーがつかない限り、Juice=Juiceの活動は先細りになるでしょう。
「ハロプロ(Juice=Juice)には恋愛禁止ルールなどないので、何の問題もありません」「もう大人ですから、本人にまかせています」とハッキリ宣言するか、恋愛そのものは問題視せず、緊急事態宣言中の不適切な行動として注意喚起するのが、妥当だと思います。
前者の場合は、令和に新たなアイドル像を掲げたことになるので、新たな船出、厳しい航海になります。恋愛を容認するファンがどれだけお金を使うか、新しいファンをどれだけ増やせるかが鍵になる。後者の場合は今までと変わらない(多くのファンは恋愛禁止ルールがあると受け取ってしまう)ので、過去の例と同じように進んでいくかもしれません。
※本人や事務所が触れるまではアメンバー限定記事とさせていただきます。
追記(2021年2月12日)
事務所の「お知らせ」を受けて、一般公開させていただきました。